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「座敷牢の女」ネタバレ感想 津雲むつみ

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津雲むつみ作の歴史系ホラー漫画「座敷牢の女」は、3つの作品が入った短編集です。ちかづいてはいけないという座敷牢にいる、赤子を抱いた謎の女性の正体とは・・・?

「座敷牢の女」のネタバレ

 

郁太郎は田舎の旧家の父の実家を訪れて、座敷牢の中に入って赤ちゃんをあやして子守唄を歌うやさしそうな女性を見つけます。ねんねんころりよ、という優しい声に惹かれて、郁太郎はその女性に話しかけます。

なぜこんなところに、赤ちゃんと一緒にいるのか? と。けれどもばあやの呼び声がして、郁太郎はそこから立ち去ります。祖母は「あちらに行ってはいけないと言われませんでしたか?」と、郁太郎が近づかないようにと言い含めます。

父親の新太郎

郁太郎の父親の新太郎は、この古くて大きな屋敷が好きではありませんでした。

郁太郎の祖父が亡くなって仕事を引き継いで東京から戻ってきたものの、わからないことばかり。妻の佳久子は昼間に郁太郎がお屋敷の探検をしていて祖母に叱られた、と話します。

その話を聞いて、新太郎は自分も小さい頃に「行ってはならない」と母によく叱られていたことを思い出します。自分を産んだ母は病気で亡くなっており、今の母は後添えできた育ての母親でした。そして近づいてはいけない、と言われたあの場所がやけに気になりだします。

女性の正体は?

近づいてはいけない、と言われたものの好奇心旺盛な子供である郁太郎がそれを守れるはずもなく、昼間に会った不思議な女性に会いに行きます。座敷牢で呼びかけると、「坊?」と女性が気づいてくれました。

その女性もまた、どうしてここにいるのか、そしてなぜこうしているのかよく思い出せません。覚えているのは貧しい村で生まれ育ったことと千枝という名前だけ・・・

ほか2作品の紹介

表題作のほか、「秋の月の影」「道化師」が含まれています。簡単にそのあらすじもご案内しておきますね。

「秋の月の影」:「秋の月の影」由緒正しき佐野家の長男・慎之介が戦地から戻った。美青年といわれたかつての面影はなく、全身が焼けただれていた。その姿に妻子さえも怯えて近づかなかったが、唯一、慎之介を慕っていた女中の千代だけが献身的に彼を介護するのだった。

「道化師」:オペラの世界で不動の地位を築いたテノール歌手・アルベルトが公演の途中で突然歌えなくなってしまった。若い歌手が代役を務め舞台は成功したが、アルベルトは老いていく自分の喉に限界を感じていた。さらに、妻の心も離れていき、アルベルトは次第に狂気に蝕まれていく。 まんが王国から引用。

ちょっと古めの絵柄が、和風ホラーを引き立たせているお話ばかりですよー。

 

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