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漫画「予告犯」ネタバレ感想 筒井哲也 

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筒井哲也が描くサスペンススリラー漫画「予告犯」は、現代ならではの犯罪を描いたお話です。インターネットの動画投稿により、新聞紙で顔を覆った謎の男が犯行予告を繰り返す。サイバー犯罪に対して、立ち向かうのは・・・

「予告犯」ネタバレ

 

青少年によるインターネットを利用した犯罪が増加する中で立ち上げられた、警視庁サイバー犯罪対策課のキャリア捜査官・吉野絵里香は美人だが、超毒舌。

ゲームソフトの違法アップロードにより著作権侵害をし、ゲーム会社から被害総額450億円を請求されている中学生の容疑者宅に家宅捜索をする。

家宅捜索されてものんきにツイッターをしている容疑者・翔太に、自分が犯した罪を聞かせて教えてやる絵里香。俺はボランティアでゲームの宣伝をしてやったんだ、と開き直る彼に「勝手にゲームデータをぶっこ抜いて放流してんじゃねーよコノヤロー」と、情け容赦ない。

「あんたみたいなクズ共を片っ端からブタ箱にぶち込んで、そのねじくれた根性を叩きなおしてやりたい」と絵里香はにらみつけ、そして、ゲーム会社から巨額の損害賠償請求が来ることと、裁判所からの召喚状が届くと告げる。

 

動画投稿サイトの予告犯

「世の中には想像を絶するレベルのバカがいる」と、取材にきた報道陣に吐き捨てる絵里香。そんな絵里香のもとにサイバーフォースからインターネット動画投稿サイトにおかしな投稿がある、と報告が入る。

動画の内容は、集団食中毒事件を起こした食品加工会社に対して、反省の色がないから自分が制裁してやる、というものだった。投稿主はネットカフェから投稿しており、顔は新聞紙に覆われていた。

「シンブンシ」と名乗る顔も素性もわからない男のたわごと・・・とおもいきや、該当する食品加工会社が放火され大火事になる事件が起こる。

テレビ中継に映る野次馬の中に「シンブンシ」がおり、絵里香は「もうひとりのバカ」を捕まえるために動き出す。

 

「予告犯」の感想

 

警部補エリートの絵里香が追う「シンブンシ」は、ひとりではなく、複数犯による犯行でした。彼らに共通する表向きの目的は「歪んだ社会に制裁を加えること」であり、その旗印に共感するネットユーザーが増えて支持を集めていきます。

けれども彼らの本当の目的は社会に対する復讐ではなく、主犯格の「ある目的」によって行動を起こしていたのです。

「シンブンシ」たちの最後についてはもっと、社会へのドロドロした恨みの蓄積のようなものが出てくるかと予想していますが、思ったよりもあっさりしており、読後感は悪くなかったです。

 

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