漫画

僕たちがやりました ネタバレ感想 金城宗幸・荒木光作

投稿日:


金城宗幸・荒木光作「僕たちがやりました」は、ごく普通のどこにでもいる無気力系高校生・トビオの青春を描く、日常系漫画です。

「僕たちがやりました」ネタバレ

無気力系男子・トビオ

高校生・トビオは「そこそこ楽しく生きていければそれでいい」と考える、非モテ男子。

同じ非モテ系のマルと、彼女ができた伊佐美とつるんで、毎日ダラダラ時間を過ごしているだけ。

トビオが通うおとなしい草食系が多い凡下高の前には、不良でヤバイ連中ばかりの矢波高があり、目をつけられたヤツはカツアゲされる。

「アイツラと俺らとでは、生態系からして違うから」と、自分らは草食系動物、あいつらは肉食系動物、と位置づけていた。

からまれないように、自分には被害が及ばないように見て見ぬふりして不条理な世界でひっそりと隠れるようにして人生をやり過ごす。

必死こいて生きるつもりはなく、そこそこの人生が送れればそれでよし。

ニートの先輩と爆発事件

部活には卒業したOBで、現在無職でニート生活をしているパイセン・小坂がいつも入り浸っていて、実家が金持ちだからいろいろおごってくれる便利な存在。

友達はいないらしく、トビオたちも友達とは思っていないけれども、かわいそうだから付き合ってやる代わりにおごってもらう、持ちつ持たれつな関係。

不良たちにボコられた仲間のために復讐を開始

ある日、マルが調子こいて不良たちの前でいきがってしまったせいで目をつけられ、さらわれてボコボコにされたあと、ダンボール箱に詰められて帰ってきた。

たるい日常が気に入っていたはずなのに、なぜかトビオはつい、不良たちにみんなで復讐をしよう、と提案してしまう。

そして夜の学校に侵入して爆弾をセットし、イタズラだけのつもりが本気の爆発が起こってしまい・・・

感想

トビオが非常にたるそうに生きているので、見ているこっちまでたるい気分になってくる。

「うわ〜、何この漫画ダルすぎ」と思っていたんですが。

ダラダラしているだけなのに、なぜか読んでしまうお話。

ストーリーが動き出すのは、不良たちへの軽い復讐でやってしまったことが大事件に変わってしまってから。パイセンがしょぼいオモチャの爆弾を仕掛けた場所が、運悪くプロパンガスの横で引火して大爆発を引き起こしてしまいます。

パイセンが逮捕され、「自分もつぎ捕まるかもしれない」という緊張感がトビオに生まれます。自業自得とはいえ、「たるかった日常」が懐かしくなってしまうほど取り返しがつかない事件を起こして、トビオたちが初めて「リアル」な人生を感じたといえるのではないでしょうか。

最初は読むのがだるいですが、爆発事件が起きてからはテンポよく読めます。

-漫画

Copyright© ナナイロノウミ , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.