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心を病んだ女たち~私が壊れてから~ネタバレ感想

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和田海里先生の漫画「心を病んだ女たち~私が壊れてから~」は、いじめがきっかけで統合失調症になってしまった女性が幻聴や被害妄想に苦しむお話です。

「心を病んだ女たち~私が壊れてから~」ネタバレ

工藤美礼さんがおかしくなってしまったきっかけは、中学校時代のいじめでした。顔が猿に似ているから、と女子たちのいじめの対象になり、「見なよこいつ、猿っぽいよね」「臭い! 汗がブス汁になって出てる、ありえない!」とよってたかってひどい言葉を投げつけてきます。

こんなふうに生まれたら生きていけないわー、と心無い言葉に傷つけられた美礼さんは、自宅にいても幻聴が聞こえてくるようになってしまいます。

誰もいないのに、「鏡見てると死にたくなってこない?」「ブサイク過ぎて、その顔で歩くのは犯罪だよ」など、絶え間なく馬鹿にされている声が聞こえてくるのです。

いつも誰かに見張られている、窓の外から誰かが覗いている・・・美礼さんは統合失調症という心の病気になり、そんな娘を見ていた母親は黙ってこっそり精神科に行ってもらってきた薬を食事に混ぜて食べさせます。

そのせいか、美礼さんは体調もおかしくなっていき、体がだるくて動かせず、震えが止まらなくなり、過食のせいで体重も増えて太ってしまいます。

母親は薬をこっそり飲ませていたことを打ち明けて「この薬を飲んでいれば良くなるから!」と励ましますが、ますます幻聴がひどくなり、通行中の人から「邪魔なんだよデブス!」「何あれ、歩く公害だろ、出てくんなよ」という言葉を投げつけられていると感じます。

食べて寝る生活で体重は10キロ増え、本格的なひきこもりになります。とうとう精神病院に連れて行かれますが、看護師たちからも「ブサコってさーうちじゃ見ないタイプだよね。あんなデブスだったら頭もおかしくなるわ」と悪口を言われます。(これも幻聴?)

担当の医師も、患者を人と思わぬような人間で知能検査をして「おツムはパーではないけど、ブサイクは治りませんね」などど、とんでもないことを言います。

ひどい人間ばかりの病院に耐えきれず、美礼さんはそこから逃げ出して、家に引きこもりますが・・・

感想・ホントにこんなひどい人ばっかり?

いじめが原因で幻聴がひどくなり、精神科に行ったヒロインですが、看護師さんや医師までこんなにひどいことを言うかなあ、というのが初見での感想。

精神科なら、そういう患者さんを前提で対処しているはずですし、ひょっとして全部彼女の被害妄想で、悪口を言われたのは幻聴なんじゃないのかなーと思います。

通行人がみんな振り返って「デブス!」とののしってくるというのも、たまにはそういう変な人もいますが、これも幻聴なのかなと。

通りすがりの人が振り返らずにいられないほど目立つ容姿だとしても、たいていはチラッと見てスルーするんじゃないのかなあ。

ここまで心を病んだことがないので、正直言ってどうなのかわかりませんが、本人の体験をもとに漫画が構成されているので、事実は少し違うんじゃないのかな、と感じました。

その後、ヒロインはネットを通じて彼女の病気のことも理解してくれる優しい旦那さんを見つけて結婚し、娘さんも生まれます。

薬を飲みながらも、親子三人でニコニコ笑って終わるラストだったのでホッとしました。

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