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悲しみの骸~Uterus子宮~ネタバレ感想 庄司陽子

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庄司陽子作の漫画「悲しみの骸~Uterus子宮~」は5巻で完結しているお話ですが、ストーリーが波乱万丈過ぎでした。

天涯孤独のOLが、悪い男に騙されて捨てられ、苦難の連続で人生に絶望したあと、霊的な存在により「地球を救う救世主」・・・教祖となるように導かれるのです。

「悲しみの骸~Uterus子宮~」のネタバレ

家族を火事で失い、幼い頃から天涯孤独で生きてきた御嶋希は、小さな工務店に就職して地味に暮らしていました。生きることで精一杯で、おしゃれも男性にも興味がない希。

ある日、会社に大手の取引先の営業・宮本が訪れて希を見初めます。希をデートに連れだしてフランス料理に映画、と若者らしいことをまったく知らなかった彼女に、「楽しむこと」を教えてくれます。

男性経験のない希は、すっかり宮本を好きになってしまい、彼が妻子持ちなのに関係をもってしまいます。そして彼の子をみごもって打ち明けると、宮本は生むな、と言って拒否した希を階段からつきおとし、流産させてしまうのです。

それが原因で、子供を産めなくなった希・・・宮本は彼女をうまく騙して貢がせて、希の人生を破壊します。

落ちるところまで落ちていった希は人生に絶望し、死を望むようになりますが・・・そこで彼女を見守っていた三人の霊的存在が姿を表して、彼女こそが世界を救う力をもつと告げるのです。

救世主としての覚醒と苦難の人生

希が当初、人間としてとことんまで苦難の人生の連続であったのは、彼女が創造主から選ばれた存在であったからでした。人として辛酸を舐め続け、試練と挫折を繰り返したことでやっと「教祖」となる資格が得られたのです。

世界を救うために、創造主とつながって人々を教団で導くようになっていく希でしたが、結局は教団内でも内ゲバのようなものがあり、これで人類の救済に本当につながっていくのか?という疑問符は残ります。

ただ、 庄司陽子さんの画力で、救世主という大きなテーマがうまく描かれていると思いました。

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