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曽根富美子傑作選 死母性の庭 ネタバレ感想とラスト

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どの母親も我が子を自分の命のように可愛がって、愛しているように見えるーーでも、それは母性、という仮面をかぶっているだけじゃないの!?

そんな我が子を愛せない母親が幼児虐待をしてしまう漫画が、『曽根富美子傑作選 死母性の庭』です。

死母性の庭のあらすじと解説

 

場面はいきなり、幼い息子を虐待している鬼のような形相をした母親からはじまります。ささいなことで子供を口汚くののしりながら、便器に子供の顔を突っ込んでいる母親。子供が泣き叫べば、うるさいから、とさらに虐待を加えます。

この虐待をしてしまう母親・りょう子は、なぜ自分がこうも我が子を愛せなくなったのか、子供が生まれた日にさかのぼって思い出します。

難産で何十時間も苦しみ抜いてやっと生まれた子・・・頭が少しいびつな形になってしまい、「この子はこんなふうになって、本当に大丈夫なの!?」と取り乱し、胸に赤子を抱いても、いっこうに母親としての気持ちがわいてこない。

母乳を含ませようとしても、いやがって吐いてしまう息子を見て逆上し、「なぜ飲んでくれないの!?」と、そこから虐待の日々がはじまります。やがて、虐待がいきすぎて、夫にもそのことがバレてしまい・・・

死母性の庭のラスト

結末は、意外にもハッピーエンドでした。もっと救いようのない、ドロドロのエンドがくるかと思っていたのですが、案外希望のある終わり方でした。夫はいい人なんですが、世の男性の多くがそうであるように、育児については母親にすべてまかせっきりで、少しもその苦労を理解していなかったのです。

それで少しは自分の苦労を知ってもらおうと、りょう子は夫に息子の面倒をみてもらいます。息子自身、ぐずって結構悪い子なので、夫も育児でイライラしてきてようやく、妻の気持ちが理解できた、という流れでした。やはり子育てって、夫婦二人でやっていくべきものですよね。

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