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「青楼オペラ」第1巻 ネタバレ感想 桜小路かのこ

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桜小路かのこ先生の大人気コミック「青楼オペラ」第1巻 のネタバレです。江戸時代、遊郭吉原に自らやってきた武家の少女・朱音(あかね)。

両親の敵を探しだすために大見世・曙楼で女郎見習いとなり、若旦那の近江屋惣右助に気に入られてーー。

「青楼オペラ」第1巻 のネタバレ

武家から廓にやってきた娘

朱音が大門をくぐり抜け、吉原でも5本の指に入る大見世・曙楼にやってきたのは15歳のとき。「姿勢のきれいなこと」と廓の内儀にはすぐに武家の出であることがわかります。名は朱音と言い、楼主は姉女郎として朝明野花魁を指名しますが「お断りじゃ」とすげなくされてしまいます。

何人も妹を抱えている朝明野にとって、朱音はどこの馬の骨とも知れぬ素人。朱音はついボソリと「磨けば光る象牙もあるものを」と口答えしてしまい、なら客をひっかけてこい、と朝明野に課題を出されます。そして夜見世までにひとり連れてこられれば妹女郎にしてやる、と約束してくれます。

朱音は通りで男たちに声をかけるも、簡単にうまくいくはずもなく一瞬落ち込みますが両親の死に様が浮かび、なんとしてでもやり遂げると決めます。

近江屋惣右助との出会い

客を探しまわる朱音が出会ったのは、高利貸しの若旦那・近江屋惣右助。武士が心底嫌いな惣右助は、武家出身の朱音が女郎に売られたと知って曙楼にやってきます。金も度胸もある、色男と評判の人気者。

金を積むから落籍してやる、という彼に朱音は妾になりたくて廓に来たわけではないと断ります。朝明野花魁もまた、しきたりで見世出し前の子を落籍できませんと言い、どうしても朱音を身請けしたいのなら馴染みになって通いなさい、といなします。

女郎の心得を学ぶ朱音

朝明野は客をつれてきた朱音を約束どおりに妹女郎にしてくれます。そして朱音はあの若旦那をふった禿として吉原で有名になるのです。朱音は「茜」と名前を変え、女郎になるための言葉遣い、作法、笑顔を朝明野から学びます。

朝明野の秘蔵っこの妹女郎・紫は引込禿として優美な女の子で、朝明野のつぎの「お職」と言われていました。やわらかい笑顔で、物売りの男からおまけしてもらえるほど。朱音は笑うのが下手で困っていました。

お使いから帰ると、かつての婚約者だった誠二郎が来ており、「今でも貴女を妻に望んでいる」と朱音を連れ戻しに来て大騒ぎでした。そこに惣右助が乗り込んできて「朱音は俺のお気に入りだ」と言い、誠二郎に廓から出したければ千両箱をもって出なおしてこい、と言い放ちます。

朱音は誠二郎に帰ってくれるようにと頼み、「わっちは曙楼の茜でござんす」と惣右助に寄り添い、初めて笑ってみせます。笑顔は女郎の武器。婚約者だったからこそ、女郎に身を落とした姿を見られたくなかった。朱音は誰もいない部屋でひとり泣くことしかできなかったのです。

「青楼オペラ」第1巻 の感想

本来であれば婚約者だった旗本次男の誠二郎と夫婦になっていたはずの朱音でしたが、両親を殺した犯人を探すために吉原に自らやってきて女郎となる道を選び、会うはずもなかった惣右助と出会います。

惣右助は刀に物言わせて大きな顔をする武家の者たちが大嫌いで、最初は朱音を笑い者にするために近づきますが女性として惹かれていくんですね。

笑うのが苦手だった朱音が、女郎としての笑顔を浮かべるのを見て、それが嘘の笑いだと見ぬく惣右助。朱音はもともと器量がよかったので、笑うだけで花がひらいたように明るく綺麗に見えますが、それは悲しい笑いでした。

青楼オペラ第1巻は朱音が遊郭にやってきた目的が見え隠れしています。ほかの女郎漫画と違ってドロドロしておらず、ほんわかした恋愛要素がいっぱいのお話です。

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