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プロチチ ネタバレ PROFESSIONAL FATHER逢坂みえこ

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逢坂みえこ先生の漫画「プロチチ PROFESSIONAL FATHER」は、無職でコミュニケーションに難のある夫が、フルタイムの専業主夫になり生まれたばかりの息子を育てるお話です。育児に悪戦苦闘しながらも、「父親」として成長する主人公の姿に注目です。

プロチチのネタバレ

徳田直には生まれたばかりの息子の太郎と、育児休暇明けで職場復帰し、バリバリのキャリアウーマンとして働く編集者の妻・花歩がいます。 直は現在無職で、働く妻に代わって専業主夫として家で家事と育児をすることに。

とはいえ育児は容易ではなく、泣き続ける息子を抱っこして立ち尽くす直。直にはコミュニケーションについて障害があり、会社でも「何やらせてもダメ」「空気読めよ」「目をそらすのはやましいことがあるからだ」など同僚や上司たちから陰口を叩かれていました。

人と目を合わせるのが苦手で、予定変更にはパニックになり、言葉を文字通り受け取り、つい思ったことを口に出してしまって相手の気分を害してしまう。

直はネットで検索して、自分が「アスペルガー症候群・高機能自閉症」の症状にぴったり当てはまっていると確信し「これは僕のことだ!」と、これまで会社で周囲とうまくやれなかったことについて妻に報告します。

人とは違う独特な感じ方をしているだけで、性格の問題でもなく、妙なこだわりをもってしまう特徴がある。でも、その特徴は案外子育てには向いていたりするのです。

ギャン泣きする太郎には、「息子の好きな揺れは1分間に24往復」と一日かけて実験した成果をもとに実行すると、ピタリと泣き止む。オムツ干しを狂いなく並列に並べてその美しさにうっとりとしたり。

花歩は夫の人とはちょっとだけ違う部分をしっかり理解してくれており、直が論理的に諭すと素直にきちんと実行する性質をうまく使って「育児に協力的なパパ」にしてしまいます。育児に専念するうちに、直はやがて『プロチチ』に・・・

プロチチの感想

生真面目すぎる直の表情と行動が、見ていて面白いし、楽しくなります。主人公がアスペルガー(あるいは発達障害?)という設定で、普通の人が察知できる雰囲気といったものに対してまったくと言ってもいいほど反応できません。

おべっかやお世辞も言えず、「本当のこと」「思ったこと」をそのまま話してしまうため、ママ友たちともまともな会話ができず。それでも妻の花歩は逆に彼のそういうところを「彼が口にだすのはホントのことだけ。特別まともな人なの」と、長所だととられて理解してくれているあたり、愛されていますね〜。直自身もそれはよくわかっていて、「女性の中でも花歩は特別な人だ」と認識しています。

会社で働くと、仕事そのものよりも人間関係でつまづいてしまう直でしたが「息子を育てる父親」をひとつの仕事ととらえて「プロチチ」になろうと決意します。やるからには徹底的に最大限の努力をする姿が、涙ぐましい限りですが、こういう家庭もまた、素敵だなあと思える漫画でした。

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