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「女たちのサスペンス」ネタバレ感想

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読み切りストーリーを集めた社会派コミック雑誌「女たちのサスペンス Vol.1」は、不幸な生い立ちで生きる女性の姿を描いた短編漫画集です。大原レイン『ポイズン』をピックアップしてネタバレ感想をご案内します。

大原レイン『ポイズン』ネタバレ

あぐりは幼い頃から「私はブスだ」という自覚がありました。母親に服を着せてもらっても「似合わない」という表情をされるし、友達は自分を引き立て役にしか思っておらず、好きな男の子に告白しても「冗談は顔だけにしてください」とふられてしまうからです。

性格は家庭的でできるだけ前向きに生きているし、お見合いも何度もチャレンジしました。お見合い相手に料理上手なことをアピールしても、顔のことで断られます。見ず知らずの子供にさえ「腐ったパイナップルみたいな女の人」とバカにされ、あぐりはダイエットと整形に貯金のすべてを賭けることにします。

美しくなるためにお金が必要だから、とがむしゃらに働き、何買い物整形手術とダイエットで美しく変身したのです。

結婚して幸せな家庭を築いたものの

あぐりは綺麗になって、ようやくお見合いで理想の男性と巡り合い、結婚します。浩司は子持ちの中年男性でしたが、あぐりは自分の子供を産みたくないと思っていたので、賢くてかわいい息子・翔がいることで満足したのです。

翔はすぐになついてくれたし、夫との結婚生活は夢のように幸せでした。料理上手だったあぐりをほめてくれる優しい夫とかわいい息子。でも、それから15年後に翔が大人になって「会わせたい人がいる」と、結婚を考えている女性がいると告げたのです。

息子の嫁に嫉妬するあぐり

翔が結婚相手として連れてきたルミ子は、美しい女性でした。母親は元ミスジャパンで、生まれつき美しさに恵まれ、何の努力もしてこなかった女がかわいい息子を奪っていくのだと思うと、あぐりの心の中にどす黒い嫉妬がうずまきます。

つつがなく翔とルミ子は結婚しますが、見れば見るほど美しいルミ子の肌に、あぐりは自分の肌の衰えを感じさせられて「あんな女に負けられない」と焦りを感じます。

もっと美しくなる努力をしなければ、また醜くなって笑われて疎まれてしまう、とせっかく手に入れた幸せまでもが逃げてしまうように思えてきたのです。そしてあぐりは鏡の中に、昔の自分の醜い顔が映っているのを見て・・・

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