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漫画「お風呂のお姫様」ネタバレ感想 朔本敬子

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朔本敬子先生の漫画「お風呂のお姫様」は、明るいタイトルですが、父が借金を作って失踪し、ソープの世界に身を堕とした女性の苦労と、仕事に対してプロフェッショナルでいようとする姿を描いています。

「お風呂のお姫様」のネタバレ

吉原で働いて2年になる桃世が、ソープで働いているのは「父親が借金つくって逃げてしまった」、というよくある理由からでした。仕事にもすっかり慣れている桃世でしたが、しつこい客のあしらい方はまだまだでうまくかわせません。

終わったあとにする世間話でお客がどうしてこの仕事を始めたのかを聞いてきて、「偉いんだなあ、桃世ちゃん。このあと食事でもしながら、じっくりと話を聞きたい」と誘ってきます。

「がんばっている桃世ちゃんへのご褒美」となにげに恩着せがましく、しかも仕事のあとでヘトヘトでこれ以上つきあいたくない桃世は内心むかつきます。「そういうのはお店で禁止されているんですー、明日も仕事早いし」と、相手を傷つけないように桃世は断りました。

仕事帰りの行きつけのカフェで、昔この仕事をやっていたママに愚痴を聞いてもらいますが、ママに客のあしらい方が全然なっていないと駄目だしされます。

現役時代はバリバリの嬢だったママは、自分だったらプロとしてうまく『これ以上あなたと一緒にいたら、お仕事に戻れなくなっちゃう』くらいの媚を売るわ、と言って桃世を落ち込ませます。

お母さんにマンションを買ってあげたい

桃世がこの仕事を頑張っていたのは、借金を返すだけではなくお母さんのためでした。苦労が絶えないお母さんに借家じゃなく、マンションを買って一緒に暮らしたい。

そんなささやかな夢と希望があったのです。けれども実はまだ、桃世はお母さんに自分のしている仕事を偽っていました。

毎日夜遅く帰ってくる娘に「ずいぶん毎日忙しい会社ね」と、布団から心配するお母さんを見て、桃世は母親に嘘をついている罪悪感を感じながらも、きっとお母さんと一緒に幸せになるんだと決意します。

感想

よくある話と言えばよくある話ですが、ヒロインの桃世は父の借金返済のために吉原で働き、そこから抜け出すために一生懸命に働きます。

身を売る仕事なので、やはり次第に心が擦り切れていくような思いにとらわれる彼女ですが、ほかに道もないしプロとして徹していこうと努力します。

自ら好き好んでこういうお仕事を選ぶ女性は少ないでしょうが、親孝行で一度その道に入った以上はプロでありたいというヒロインに好感度大でした。

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