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「逃げるは恥だが役に立つ」ネタバレ感想 海野つなみ

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海野つなみ先生のちょっぴり変わった夫婦生活「逃げるは恥だが役に立つ」は、いわゆる契約結婚のお話です。

就職難でお手伝いさんになったヒロインが、独身会社員のお宅で「就職」として結婚することに!?

「逃げるは恥だが役に立つ」ネタバレ

 

就職難で家事代行をするみくり

就職活動をしても内定がもらえずに大学院へ進んだものの、やはり決まらず。派遣社員として働いてもすぐに切られてまた休職中の25歳無職の森山みくり。

誰にも必要とされていないんだ・・・という辛い気持ちと、就職をどうしようかという焦り。父親のツテで家事代行サービスで働いてみることになり、一人暮らしの36歳サラリーマン男性・津崎平匡の部屋を訪問します。

前の人がゴミあさりをしたり、大雑把な掃除のやり方をしていたと聞き、みくりはじっくり丁寧に家事をこなします。気に入った津崎は以降もみくりに家事代行を頼み、定期的に通うように。

いっそ結婚して家事

仕事を褒めてくれる津崎に、みくりはだんだん仕事にやりがいを感じていきます。正社員の仕事も同時並行で探しますが、見つからずにいて、仲良しの叔母の百合ちゃんから「彼氏見つけて結婚して家事をしたら」と言われます。

それは嫌味ではなく、百合ちゃん自身が52歳で独身のまま、仕事だけで生きてきたから。「誰からも一度も選ばれないってつらいじゃない?」という言葉がみくりの胸に刺さります。

就職先は契約結婚

せっかく家事の仕事に慣れてきたのに、両親が田舎暮らしをすると言い出して、親についていくかどうか迷います。

そんな折に、雇用主の津崎が熱を出して倒れてかいがいしく世話をしたことで、津崎はみくりの必要性を認識します。神経質でなかなか家事を頼めるような人も見つからず、みくりのように距離感をわきまえて接することができる人間は貴重だったのです。

必死に引き止める津崎にみくりは冗談半分で住み込みの家政婦か、就職先として結婚するのはどう?と言ってしまいます。

冗談からコマ、ではありませんが、あらかじめ「契約結婚」ということでお互いに合意し、みくりは仕事としての結婚をすることになります。

仮面夫婦生活スタート

津崎は真面目を超えた堅物で、表向きは事実婚ということにして、業務・給料・休暇まできっちり細かく決めたうえで「仮面夫婦生活」をスタートします。

なんとか両家の親の前で、仲の良い恋人を演じて、新婚旅行はイコール「社員旅行」扱い。一人暮らしの長かった津崎は心からまだくつろげないものの、自宅に帰ったら明るくて食事の支度ができていることにホッとしていました。

堅物の津崎が結婚した、ということで会社の同僚たちが騒ぎ、家に押しかけてきて・・・

「逃げるは恥だが役に立つ」の感想

就職先が見つからずに、家事代行=契約結婚から始まった、みくりと津崎の新婚生活。

雇い主と従業員の関係なのに、不思議とうまくいっているのはお互いの役割分担をきちんとこなしていることと、「感謝」という当たり前だけどなかなかできないことがすんなりできてしまっているからです。

愛情だけで盛り上がって結婚しても、お互い一緒に暮らすとなると家事を奥さんにだけ押し付けたり、まったく感謝がなくて喧嘩になってしまうことってありますよね。このくらいドライに結婚生活を始めるほうが、意外とうまくいくものだよなあ、と感心してしまいました。

お互いに引っかかるところがあれば、話し合ってきちんと決めて納得したうえで行動できるから尊敬も生まれます。

すんなりうまくいっている相性バツグンのふたりですが、「新婚感がない」ことを風見に見抜かれてしまい、本当に夫婦としてうまくいっているのか探られます。

なお、タイトルはハンガリー人が「逃げるのは恥。だが役に立つ」と言った言葉から。みくりがしばしば妄想内ドキュメンタリーを展開するので、それもギャグ的でおもしろいです。

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