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絶望ニューハーフ~僕と私・間違った性自認~ネタバレ

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まるいぴよこ作の実話漫画「絶望ニューハーフ~僕と私・間違った性自認~(僕と私)」は、子供の頃から女の子のようにかわいい、と言われて育った男の子が、中学生で自分が男の子を好きな人であることに気づき、性転換手術を考えるようになるお話です。

大人になってからは「ニューハーフ・マコ」に生まれ変わった彼の過去は・・・

絶望ニューハーフのネタバレとあらすじ

どこからどう見ても綺麗なかわいい女性・マコ。でもそれは、ニューハーフとしての名前で、本名は中井誠。普通の家庭に育ちましたが、子供の頃から色白で女の子のように柔和な顔立ちをしていたため、「女の子みたい」と言われていたのです。

見た目だけではなく、マコが好きになったのは、男の子でした。自分は男なのに同じ男を好きになるなんて僕はきっとどこかがおかしいんだ・・・性的マイノリティーであることを自覚したのは中学生のころでした。

好きな彼と同じ高校に行き、友人として近づきますが、当然ながら相手は自分を恋愛対象として見ているはずもなく、「好き」だと告白すればドン引きされてしまうはずです。

だから、マコは彼に自分の気持ちを言えません。冗談交じりに「その辺の女の子よりよっぽどかわいいよ」だなんて彼に言われて、胸のドキドキが止まらないくらい彼のことが好きでした。マコはテレビで性同一性障害のことを知り、自分はきっとそうなんだ、と思うようになります。

そして体と心の性別が一致しない人には性転換手術が認められると知って、自分もいつか女の子になれるかもという希望をもつのです。もしも女の子になれたら、男の子を好きになってもおかしくはない。

マコは自分が女の子になって好きな彼に振り向いてもらえるかもしれない、と思うようになっていきます。

ゲイの現実は厳しい

そんな淡い希望をもっていたマコの心を踏みにじるかのように、彼は彼女をつくって、マコに見向きもしなくなります。自分のほうが絶対かわいいのに、でも気持ちすら伝えられない。そんなもどかしさでつい誤解されるような行動をしてしまい、クラスメイトたちから変態だとののしられます。

昨今ではニューハーフや性的マイノリティについてテレビや雑誌でも露出が増えてきて見慣れてきましたが、実際には「同性が好き」と言うとこの漫画に出てくる人たちのような反応が現実だと感じます。男の子が好きな男、と知られることは現実には厳しいのです。

ニューハーフの店で自分の居場所を確保

一旦、自分の性癖が周囲にバレてしまうと居場所すらなくなってしまいます。そんな状態で自分の居場所を見つけるには、やはりゲイバーやニューハーフのお店しかなかったのでしょう。

マコは学校を出てすぐにニューハーフのお店で働き、女装をしてかわいい女の子に変身します。それこそが本当になりたかった自分の姿・・・だったはずが、彼の本当の心は微妙に違っていたのですね。

外見だけ女の子になりたかったわけじゃなくて、単に男の子が好きになってしまうタイプで、女になりたかったわけじゃなかったんです。男性から愛されるようになるために=女の子になれば愛される。そう脳内変換して、自分を半分騙すような形で「女の子になりたい」と考えていたのでした。

なかなか複雑な心理状況ですが、突き詰めて自分自身を見つめて、やっとマコは「自分がどうなりたいのか」が初めてわかったのです。性的マイノリティーで苦しんでいる方には、非常に共感ができる一冊だと思います。

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