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「私の少年」第六話 すきなもの ネタバレ感想 高野ひと深

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前回は真修と椎川の対決!?がありましたね。「真修だからだよ」と聡子が言ってから、急速に真修にとって聡子が「特別な存在」になっていきます。

第六話はそんな真修が聡子を質問攻めにしたり、ハプニングが起こる回です。

「私の少年・第六話 すきなもの」のネタバレ

見え隠れする聡子の母親との確執

モノローグ。聡子は成人式の振り袖が「母がわたしに似合うと言ってくれた」あやめ色だった、と思い出して「わたしの嫌いな色」と続ける。

子供の頃は好きなものが増えるばかりだったのに、大人になってからは好きなものが増えなくなった。「好きだったのに聴けなくなった曲」ができてしまったり、「好きなのに観れなくなった映画」もある。

何が好きなのか聞きまくる真修

いつものように公園で真修のサッカー練習につきあっていた聡子は、真修から「すきな色は」「好きな植物は」「好きな教科は」やたらと質問攻めにする。教科?なんて何十年ぶりの質問。

社会がすきだったかな、と答えると真修は同じ班の子が社会の宿題を忘れたから、月曜までにプリントをやらなくちゃいけない、という。「聡子さんは、社会、得意なんですね」と赤くうつむいて、何かを期待しているような真修。

聡子は週末に勉強みてあげよっか、と言うと真修はすぐに食いついてきて、パッと明るい顔をする。「この顔が見れたらどうでもいいや」聡子は真修の喜ぶ顔に弱いのです。

1192から1185へ

30代の聡子にとって、小学生時代の教科書なんて大昔のこと。真修の宿題を見てあげることになり、部屋にやってきた真修はルンバを見て大喜び。

お父さんは土日でも仕事(ブラック企業勤め?)、弟の遼一は友達の家に遊びに行ったと話す真修。聡子は教科書を見せてもらい、源頼朝が鎌倉幕府を作ったとされる年が1192年から1185年へ修正されているのを確認する。

昔、『いい国(1192)作ろう鎌倉幕府』だったのに、今は『いい箱(1185)』か、と笑う。私が小学生だったときと、今の子は何もかも変わっているんだろうなと真修を見ながら考えていた聡子は、宿題をする真修の横顔があまりにもかわいすぎて、ほっぺぷにっをやってしまう。

真修はすきなものでぎゅうぎゅうになってほしい!

宿題の合間に、おやつを出す聡子。聡子は真修が何が好きなのか尋ねます。すぐに答えられない真修を見て、「サッカーとか、回転寿司とか」と助け舟を出すものの、真修は「聡子さんみたいにすぐすきなもの答えられなかった」と言います。

聡子がすぐに答えられたのは、すきなものが限られているから。子供みたいにどんどんすきなものが増えていくわけではなく、逆にすきなものが増えることが珍しくなっていくから。

真修には、すきなものでいっぱいでいてほしい。聡子は心からそう願います。そして、真修と一緒にいる時間がすきだな、とも。

弟が帰ってこない!

宿題を終えて帰ったはずの真修が、ふたたび聡子を訪ねてきます。時計は夜8時をまわっており、「弟が帰ってこない!」と泣きそうな顔でやってきた真修。

真修に頼られた聡子は、一体どうするのか・・・!?

「私の少年・第六話 すきなもの」の感想

すきなもの、何ですか? と訊かれてすぐに答えられるかな、ってこのお話を読んで思いました。好きな色や好きな食べもの。

大人になれば決まりきったものばかりを好むようになり、はっきりとすぐに答えられることもあれば、過去の事情により好きだったのに嫌な思い出が浮かび上がってくるものもあります。

聡子は過去に母親と軋轢があって、素直に好きなモノを好きと言えない記憶ももっていました。まだこれから人生を歩きはじめたばかりの真修には、まっさらで好きなものばかりが増えていってほしいですね。

聡子に好きなものを聞かれて『すきなひとは聡子さんです』と言ってたら、もっとおもしろかったんですけど(笑)真修の弟である遼一がいなくなったことにより、次回は波乱な予感です。

「私の少年」第七話 境界 ネタバレ感想 高野ひと深

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