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漫画「蟲姫」ネタバレ感想 外薗昌也・里見有作

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外薗昌也・里見有作のホラー漫画「蟲姫」は、虫を自由自在にあやつるフェロモンをまとう、美しい転校生・宗方聴久子に魅入られてしまう男子高校生の非日常を描いた作品です。「虫たちが猛っている」急に獰猛になり、襲いかかってくる虫たち、そして「蟲姫」に求愛される陵一の運命は?

「蟲姫」ネタバレ

 

高校生の高砂陵一は、10日間連続して同じ悪夢を見続けていました。それは大量の水死体が浮かぶ水辺の中から流れてくる美しい女が、恐ろしい怪物に变化して自分を水の中に引きずり込んで喰らおうとする内容でした。

寝不足で授業中に居眠りして悪夢に大声を上げた陵一は、クラスメイトの友人たちからからかわれますが、とても夢とは思えないリアルな生々しい感触がぬぐえず、気分は晴れません。帰りにみんなで知見の家によって宿題を片付けることになりますが、知見の飼い犬である小太郎が蟻の大群に襲われて瀕死の状態に陥っていました。

知見は犬から蟻を追い払おうとしますが、逆に噛みつかれてしまい、蟻にたかられます。陵一は機転をきかせて庭にあった水道の水を噴射して蟻を弾き飛ばし、陵一は知見と犬を助けました。その頃、街では小動物たちが虫に襲われ、静かな『侵略』が始まっていたのです。

学校に転校生としてやってきた美少女・宗方聴久子は先生に職員室へ付き添われながら、「先生、知ってます? この地球を支配しているのは人間じゃなくて虫たちなんです」と、不思議な言葉を告げます。

陵一たちは小太郎を病院へ連れて行きますが、そこには同じように蟻に襲われて怪我をした小動物たちが運び込まれており、すぐには診察してもらえません。仕方なく外で待っていると、そこに聴久子が通りかかり、陵一「夢で見た女」だとわかります。

 

「蟲姫」の感想

男も女も見るものすべてを魅了する、美しすぎる転校生・宗方聴久子は陵一と出会い、彼に異常なまでに執着して追いかけてくるようになります。ヤンデレっぽいですね。

DNAの変化により、あらたな人間を捕食する新生物として生まれ変わった聴久子は孤独であり、自分のつがいとなる人間を探し求めていたのです。それが陵一でした。虫と人間の中間の存在になってしまったことで、聴久子は本能に従ってパートナーを見つけ出すわけですが、一番の犠牲者は科学の実験道具にされてしまった聴久子だったのかもしれません。

最初は聴久子の美しさが際立つような描き方でしたが、次第に昆虫生物へ近づいてどんどんグロい外見になっていきます。ラストはある意味、聴久子の望みが叶って陵一を手に入れ、ハッピーエンドと言っても差し支えないのかな・・・。

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