漫画

「女神さまと私」ネタバレ感想 波津彬子

更新日:


波津彬子先生のファンタジックな考古学漫画「女神さまと私」は、遺跡発掘や古代エジプト研究をする家族に囲まれて育ったヒロインが、弱っている子猫を拾ったことから不思議な出来事がつぎつぎと起こるようになっていくお話です。

「女神さまと私」ネタバレ

イーディスは考古学が嫌いでした。兄は考古学者で古代エジプト研究をしており、祖父もまた遺跡発掘の仕事をしていて、幼いころに何度もエジプトのピラミッドへ連れていかれました。そのたびに気持ちの悪いミイラを見せられてすっかり考古学が嫌になってしまったのです。

今、イーディスが望んでいるのは婚約者のフィリップと幸せな結婚をすること。彼は堅実な銀行員で考古学には一切の興味もありません。そんなイーディスでしたが、ある日エジプト猫の血が入っている子猫の中で、生まれつき弱くて元気のない子を引き取ります。

ライラ、と子猫に名づけて夢中になるイーディスを見て、兄はその子猫の顔がまるで古代エジプトで崇拝された動物の神のミイラのようだと話します。猫の女神の名前はバステト、と言い、兄はイーディスを守ってくれるように願います。

その夜、イーディスは不思議な夢を見ます。猫の顔をもった動物神・バステトが古代エジプト衣装で現れて「わが巫女」と呼び、願いを示せと言うのです。ただの夢だと思ったイーディスは冗談半分に「幸せな結婚ができますように」と願います。

馬脚を表した婚約者

婚約者のフィリップがやってきて、両親に挨拶をします。イーディスは子猫のライラを見せて「元気になったでしょう?」と少しの間見ていてくれるように、と頼みますがフィリップはイーディスがいなくなるとライラをぞんざいに扱って「猫が生きようが死のうがどうでもいい」と言います。

そしてイーディスの両親に会ったフィリップは、不思議なことに「本音」でしか話せなくなっていました。「お金が好きでたまらなかった」「金持ちの娘をひっかけたかった」「使い込んだ客の預金を穴埋めするために、持参金をもって結婚してくれ」と、ペラペラと自分の醜い心をさらけだしてしまうのです。

両親もイーディスも、フィリップの言葉に唖然としてその場で破談になりました。けれど、イーディスはさほどショックを受けておらず、彼のことを愛していなかったと気づきます。

幸せな結婚は与えてやれなかったけれども、不幸な結婚からは逃れさせてやった、と満足して眠るライラ。バステトの生まれ変わりの猫であるライラのちからで、イーディスの身の回りに不思議な出来事が起こり始めるのです。

「女神さまと私」の感想

絵がすごく綺麗で、それに女神バステトの生まれ変わりの猫ちゃんをそうとは知らずに引き取って大事に育てているイーディスとの関係がファンタジックで素敵です。ライラはイーディスを自分の忠実な巫女と考えており、実際、霊力をもつ女性でした。そして陰からイーディスを守っています。

考古学が嫌いだったのに、いつの間にか考古学の教授のヴィンセント・グレイの元で資料整理の仕事をするようになり、古代エジプトの不思議に巻き込まれていきます。

こんな子猫と一緒に暮らせたら楽しいだろうなあ〜、と猫好きとしてはニマニマしてしまう漫画でした。

-漫画

Copyright© ナナイロノウミ , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.