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ラストノーツ ネタバレ感想 全3巻 桜小路かのこ

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桜小路かのこ先生の漫画「ラストノーツ」は、失った死者ともう一度会える「反魂香」を売る二藤香堂分店の不思議なファンタジーストーリーです。

「ラストノーツ」ネタバレ

死者が浮かぶ反魂香

二藤香堂分店は香木を取り扱う店で、ふたりのイケメン兄弟・仁藤千彰と晴臣が店主。

その店には「反魂香」という、会いたい死者が浮かび上がってくるという不思議なお香が売っており、噂を聞きつけた人々がやってきます。

ベトナムから来た少女

ある日、店の仕入れ担当だった五嶋が亡くなり、彼の孫であるえみるが、代わりにベトナムから沈香を届けに来ました。

身よりも行く宛もないえみると同居することになり、店番をしていたえみるは「反魂香」を求める客が絶えないことに気づきます。

祖父しか知らない、「反魂香」の仕入れルート。何か聞いていないか、と尋ねるアキにえみるは彼らが親切にしてくれるのは、その仕入先を知りたいからだと考えます。

何も知らないえみるでしたが、家においてもらいたい、と思って「何か聞いたような気もする」と嘘をついてしまうのです。

近所のゲスい噂話で家出

店での暮らしにも慣れ、居心地が良くなっていくえみる。けれども、えみる自身が美少女で、近所のゲスいおばさんに変な勘ぐりをされてしまいます。

「男好きしそうな子よ」などと、意地悪そうな目で見てくるおばさんに、えみるは「このままではアキさんたちの評判が下がっちゃう」と黙って家出してしまいます。

しかし行く宛もなく、河原でたたずむえみる。えみるには小さい頃に暮らしていた村がありましたが、そこでの生活は辛いものでした。

母親はきれいな人でしたが、村人たちから「あばずれ」「色目を使って」と村八分にされており、えみるも娘としていじめられていました。

でも、あの村に帰るしか行く宛がない・・・そう思っていたときにアキに見つかってしまいます。アキに反魂香のことで嘘をついていたと謝りますが、「そんなん目当てで引き止めたわけじゃない」とアキはやさしくて・・・

手をひかれるままに、店に帰ります。

反魂香で亡くなった祖父の気持ちを知る

店に戻り、兄弟はえみるのために反魂香を差し出して祖父と会うようにすすめられます。反魂香は贈る側と受け取る側の双方が「死んだあともあの人に会いたい」「死んだあの人に会いたい」と思わないと機能しないため、これを使えるのはえみるしかいない、というのです。

私はおじいちゃんに嫌われているから、というえみるに、自分たちは恩人である五嶋さんからえみるを託されたんだ、という兄弟。

反魂香を焚くと、祖父が現れて母親がまだ生きていること、そして反魂香の秘密は村にある、と言い残します。

感想・死んだ大好きな人に会いたいを叶えるお香

反魂香、という死んで会えない人に再会させてくれるお香。最後に話せてよかった、というえみるは、おじいちゃんの優しい気持ちがわかったし、おじいちゃんの方も言い残したことを言えてスッキリしたはずです。

誰にでも亡くなったおじいちゃんおばあちゃんですとか、「もっとああしてあげればよかった」と死んだ人に伝えたい思いがあるものですよね。

えみるは優しいアキに惹かれていき、恋をしますがすんなりとはいかず。不思議な反魂香のこともややあっさり話が消化不良気味でおわっています。

打ち切り?だったのか、3巻ではアキとの関係が駆け足でストーリーが展開し、正直もっとお話を広げられただろうなあと思いました。1巻はものすごく面白かったです。

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