漫画

漫画「廓源氏」ネタバレ感想 板東いるか(まんがグリム童話)

更新日:


板東いるか先生の「まんがグリム童話 廓源氏」は、江戸の新吉原を舞台にした遊郭の裏側を描いた華やかで残酷なお話です。主人公の源氏が見た、苦界を生きる女郎たちの悲しみと愛とは?

「廓源氏」ネタバレ

第一話葵の上

好いた男・栄三郎と夫婦になる約束を交わしていた葵。栄三郎は廓の下働きをしてお金を稼いでふたりで店でももとう、と葵を騙して新吉原に女郎として売ったのでした。

葵はひたすら栄三郎が迎えに来る日を夢見て、女郎として客をとるのは絶対に嫌だと思っていました。だから水揚げのときに客の前で死ぬフリをして、うまく状況から逃げようとしたのです。

けれども遊郭の仕込み師である源氏が、問題を起こした葵を調教するためにやってきて、仕置を受けていた葵のもとに行きます。源氏は葵に栄三郎に騙されて売られたのだ、と思い知らせるために栄三郎を呼んで会わせます。

必死に栄三郎を呼ぶ葵でしたが、彼は葵を見ても知らぬふりをして去っていったのです。みじめに泣き叫ぶ葵に花魁の道中を見せて「男たちの夢の化身だ」と教える源氏。葵は源氏のおかげで自分の気持ちにケリをつけて・・・

 

第二話夕顔

「吉原一の大傾城」と呼ばれる茗荷屋の花魁・六条の妹分である夕顔は、姉女郎にべったりの人見知りでとても女郎としてやってはいけない、と周囲から思われていました。

内気で人前では笑わず、喋らずの夕顔に困り果て、呼ばれたのが源氏でした。源氏と六条はかつていい仲でしたが、すでに縁は切れておりました。けれど六条はまだ源氏に未練を残していたのです。

人見知りの夕顔に源氏が指導することになり、ふたりで何度も出かけるようになります。次第に夕顔は内気さを振り捨てて明るくなり、笑顔を見せるようになっていきます。

源氏は夕顔を弱々しいけれども、男がつい支えてやりたくなるような女だと評し、六条は源氏が夕顔に惚れたのか、と嫉妬に燃えるようになります。夕顔は六条のそばにずっといたいだけで慕っていたにもかかわらず、理不尽な嫉妬により姉女郎の手で・・・。

 

「廓源氏」の感想

吉原を舞台にした物語はたくさんり、華やかな衣装をまとう花魁たちの姿に憧れながらも、その裏で辛酸を舐めて苦界に落ちた女郎たちの悲しみに胸を打たれます。

この漫画は「源氏物語」をテーマに、葵、六条、夕顔など女郎たちが登場し、仕込み師である源氏と恋をしたり、ときには憎しみを感じたりします。源氏自身は藤壺との哀しい愛を抱え続けており、男女の官能と因果を描いたお話でした。

-漫画

Copyright© ナナイロノウミ , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.