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漫画「黒き海 月の裏」ネタバレ感想 渡千枝

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渡千枝先生の漫画「黒き海 月の裏」は、生まれつき目が見えない少女・夕里に「千里眼」の力があり、明治・大正の日本を舞台にその能力で運命を変えていくお話です。

「黒き海 月の裏」ネタバレ

千里眼の少女

高林夕里は生まれながらに盲目でしたが、不思議な力がありました。母親の手の中にあるおはじきが見える、と言ってそのとおりに当てたり、未来が見えたりするのです。

母親は夕里の力を最初は喜んでいましたが、「千里眼」として新聞で騒がれた能力者の二階堂冬美がペテン師だと罵られて自死を選び、やはりこの能力を隠して育てたほうがいいと思うようになります。

目が見えない、と言っても完全にではなく光の明暗を感じ、ぼんやりと人の形もわかります。ときおり、見たこともない場所の映像が頭の中に浮かび、ときには真っ黒になった海が襲ってくる映像も見てしまいました。

11歳になったとき、帰ってきた父親の頭に黒いモヤがかかっているのを感じまっした。その夜に父はくも膜下出血で帰らぬ人になります。あの黒いモヤは父の病気を警告していたのではないか、と思うと夕里は後悔でいっぱいになりました。

父が亡くなってしまったため、母は生計を立てるために芸者に戻ると言います。

隆太郎との出会い

亡くなった父の仕事である写真を届けるために、母親とともに海岸を歩いていた夕里は、髪飾りの真珠をなくしてしまった、と泣いている少女・榊原環と出会います。

夕里は千里眼の力を使い、その真珠を探し当てますが、その様子を見ていた隆太郎に「その子千里眼かい?」と声をかけられます。力を隠したい母親はごまかして夕里とともに立ち去りますが、隆太郎は超能力を勉強しており、夕里に興味をもちます。

恐ろしい事件に巻き込まれる

置屋で仕事をすることになった母親は、産婆だったというおときと何かの話をしていました。

そして夕里はそのおときが、毒を飲まされて倒れる映像を見てしまったのです。そのことを母親に話してしまったことで、様子を見に行った母親が警察に犯人として逮捕されてしまいます。

無実の母親が捕まり、夕里はなんとかして自分の力で母親を救いたい、と写真に殺人の瞬間を念写してうつし、その決定的な証拠をもって真犯人である女中のおそのを問い詰めます。そしておそのから自白状が届いたことで母親が警察から解放されます。

「黒き海 月の裏」の感想

千里眼という力をもってしまった少女・夕里は、不思議な能力をもってしまったがゆえに事件に巻き込まれてしまいます。普段は世間に力を知られないようにと隠しています。

夕里の力を信じてくれる数少ない友人たちに支えられますが、彼らは自分よりも身分が上の人たちで、そのことが壁を作っています。そして隆太郎をめぐり、夕里と榊原環との間に亀裂をもたらします。

夕里は東京の街が廃墟になるビジョンを見て、明治では予想もできなかった敗戦を予知しますが、怪しげな男に連れ去られてしまって・・・

夕里がどうなってしまうのか、お話の行方がとても気になります。

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