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校舎のうらには天使が埋められている ネタバレ感想 小山鹿梨子

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小山鹿梨子先生の衝撃のスクールカースト漫画「校舎のうらには天使が埋められている」は、純真に見える小学生たちがゾッとするほどのいじめ・事件を起こすお話です。第一巻のネタバレとなります。

「校舎のうらには天使が埋められている」第一巻ネタバレ

「プレゼント」は首輪

転校生の後堂理花は、内気な性格で前の学校の友達からも心配されていました。クラスにいた女の子・蜂屋 あいはそんな理花に微笑みかけ、何かと親切にしてくれます。

かわいらしくておしとやかなあいは、勉強もできて優しい子。理花はすっかり彼女に心を許します。野良犬をかわいがっていた理花をみて、あいは「ソラ」と名前がある首輪を見せてくれます。前にわんこを飼っていたんだ、と哀しそうにいうあい。

理花は「ソラのかわりにあいちゃんを元気にしてあげる!」と言い、みんなと明るく楽しくやっていこうと前向きになります。翌日、みんなから渡された「プレゼント」を開けてみると・・・それは犬の首輪でした。

「ソラ」と書かれた名前は、前の「わんこ」だった曽良野という女の子のものでした。4年2組の二代目「わんこ」としての理花の悪夢の生活がここから始まったのです。

女王蜂・あいちゃんの帝国

4年2組は、あいちゃんに支配されており、理花は「わんこ」としてみんなから犬扱いされてドッグフードを食べさせられ、四つん這いで歩かされます。

担任の木戸先生は「本当に素晴らしいクラス」と言い、理花にも「みんな天使のようないい子だから、すぐに仲良くなれるわ」と笑います。

浜上 優は本心では理花をいじめたくないと思っていたものの、いじめなければ今度は自分があいちゃんに何をされるかわからない。こっそり理花にお水をあげていたことがバレてしまい、あいのターゲットにされます。

そして、幼馴染で好きな人の隼人とふたりで逃げ出そうとするも、クラスであいが隼人を「わんこ」にすると言い出したため、恐怖にかられた隼人は優をみんなの前で言われたとおりに裸にしてしまいます。

いじめに気づいた教員

4年3組の担任・野呂瀬 弘は、隣の2組の生徒たちが「何かおかしい」と気づきます。一見、とても仲良さそうで良い子たちばかりにみえるクラス。そして、生徒を「天使」だと心から賞賛する担任の先生。

優の様子がおかしいことから見守っていたところ、いじめの事実を知ってしまいます。

野呂瀬自身、過去にいじめにあったことから教師を目指した経緯があり、いじめをなんとかしたいと優をかばいますが・・・

「校舎のうらには天使が埋められている」第一巻感想

死んだ金魚のお墓に手を合わせて涙を流すほどの、純真で天使のような心をもった子供たち・・・のはずが、あいちゃんという恐るべきカーストの頂点に立つ女王の存在により、恐怖政治がしいられているクラスでした。

自らは手を汚さずに、にっこり笑いながらクラスメイトたちに指図していじめを行わせるあい。どうしてそこまで残虐になれるのだろう、と幽霊よりも何よりも怖いのは人間の心、そして歯止めを知らない無垢な子供でした。

子供であるがゆえに、越えてはいけないラインをあっさりと超えてしまい、世間の常識にもとらわれずにひたすら自分の中の残虐性を満たそうとするあいの精神性にゾワ〜っとしてしまいました。

「白い悪魔」蜂屋あいに歯向かう者はいないのか・・・次巻に注目です。

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