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孤島の鬼(漫画)あらすじネタバレ 江戸川乱歩/naked ape

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漫画「孤島の鬼」は江戸川乱歩原作、naked ape コミカライズのサスペンスストーリーです。

美青年・蓑浦金之助が経験した「怪異談」を、過去を回想する形で振り返る形式になっています。

「孤島の鬼」ネタバレ

婚約者の殺人事件

大正十四年、帝都・東京で25歳になる蓑浦金之助は貿易商の「S・K商会」の事務員として勤めていました。仕事内容は、朝から晩まで会計の帳簿をそろばんではじくこと。顔は綺麗でも、内気で空想好きな性格のため、金之助には友達もいません。

会社に来るのが苦痛でなくなったのは、18歳だった木崎初代が見習いタイピストとして入社してきてからでした。初代は彼が生まれたときから思い描いてきたような理想の女性で、毎日彼女を見つめ続けます。

言葉を交わす機会があり、ちょくちょく一緒に帰るようになっていき、初代もまた彼を慕うようになっていきました。そして彼女にプロポーズの指輪を渡し、結婚の約束をしていたのに・・・

初代が何者かに殺害された、というのです。金之助は刑事から詳しい事情聴取を受けます。

エリート医学研究者・諸戸道雄の誘惑

諸戸道雄は、金之助がまだ17歳の学生のころに下宿の同宿人として出会いました。諸戸は見た目も高貴な優秀な青年で、医学生であり先輩として尊敬しており、勉強を教えてもらうようになったのです。

最初は目をかけてくれているだけだ、と思っていたのが次第に、銭湯に誘われてからだを丹念に洗う彼の手つき、そして眼差しをみて、金之助は諸戸の気持ちに気づきます。友人としての好意を越えないかぎり、金之助は彼のなすがままにされていました。

「君は美しい。あつい手だね」

酔いつぶれてしまったある夜、とうとう諸戸は一線を超えてこようとし、金之助は彼を拒絶します。

慌てて諸戸は謝罪し、自分はほかの人間とは違っており許してほしい、と懇願します。せめて、友情だけでも受け入れてほしい、と・・・

金之助に恋する諸戸が、初代に求婚

金之助その下宿を出ましたが、諸戸の自分への思いを捨てることはなく、金之助が初代と婚約すると、突如として初代の実家へ求婚したのです。金之助と初代の恋を妨げるためだけに、そうしたのだろうと金之助は考えます。

諸戸は自ら「僕は婦人になんら魅力を感じない。むしろ嫌悪を感じる」と話しており、そんな彼が初代に恋をすることはありえなかったからです。

しかし、エリート医学研究者の諸戸の求婚は、初代の母親にとっては良い縁談に思われて乗り気になり、婚約者の金之助がいるというのに縁談をすすめるようになり、初代は母親と喧嘩していたのでした。

密室の中の殺人事件

事件が起こる前、初代はやたらに怯えていました。家の周りに変なおじいさんが立ち止まっていたり、中をうかがっていたり、ものがなくなったりと身の回りに危険を感じるような出来事があったからです。

彼女の遺体が発見されたとき、金之助がプレゼントしたチョコレートの銀紙が散らばっていたのに、チョコの缶が部屋から消えたことがわかります。密閉された部屋での殺人事件。

金之助は彼女と過ごした甘い日々を思い返し、ひとりむせび泣きます。自分の運命の半身だと信じていた彼女を失ってしまった悲しみ。

初代の骨上げの日、金之助はこっそりと彼女の遺灰を手に入れてそれを飲み込み、かならずや下手人を見つけ出して恨みを晴らす、と誓ったのです。

感想・BL。腐です

江戸川乱歩様が、こんな作品を書いていたとは・・・!! どちらかと言えばハードなミステリー作家だと思っていたのに、一昔前に腐女子が萌えて悶え死ぬようなこんな腐った(いやいやいい意味でですよ?)物語を描いていたなんて、反則です。

それをnaked ape先生の美麗な絵で中性的な美しい男性たちが描かれるのですから、これで萌えないほうがどうかしている。この原作の存在すら知らなかったのがもったいないです。早速、原作のほうもこれからじっくりたっぷり、丹念に時間をかけて読んでみようと思います。

正直言って、殺人事件の犯人が誰かとか密室殺人の謎解きなんてどーでもよくて、ひたすら諸戸の金之助への愛と、金之助が彼の気持ちを知りつつある意味うまく弄んでいく微妙なバランスに惹かれます。

推理モノが苦手な人でも、腐女子であれば腐的な意味で読むのがおすすめです。絶対、ハマります。

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