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「切子~キリコ~」のネタバレと結末 本田真吾

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本田真吾作のホラー漫画「切子~キリコ~」は、昔アイドル的存在だったはずの「奥村切子(せつこ)」が化け物となって蘇り、同窓会に集まったかつてのクラスメイトたちを襲うお話です。

登場人物たちは、かなりむごい方法でころされていき、グロい漫画となっていますのでご注意ください。

「切子」のネタバレ

 

「K」という差出人から届いた、同窓会の案内状には15歳の若さでこの世を去ってしまった学校のアイドル・奥村切子の十七回忌を機に、彼女の思い出を語り合い、タイムカプセルを掘り起こそうとありました。

すっかりボロボロになっている中学の廃校舎に集まってきた、6人の元クラスメイトたちはすっかり大人になっていたのです。

田舎の学校でたった7人しかいなかった学級・・・そして天使のように明るくて輝いていた切子の思い出が良介の心に蘇ります。

良介自身はしがないサラリーマンになっていましたが、今回同窓会にやってきたのは奥村切子の死の真相を探るためでした。切子は当時、橋から転落して亡くなっており、自殺で片付けられていましたが、良介にとってそれはとても不自然なことに思えたからです。

惨劇の幕があがる!

「K」は一体、誰だろうと昔話をしながら、それはまだ来ていない加藤のことだろうと皆は話し合います。急に外の天気が崩れだし、トイレに行った理緒が戻ってこない・・・悲鳴を聞いて駆けつけると、そこには首を引きちぎられ、便器に入った理緒の頭がありました。

恐ろしい死体を見て大パニックを起こして学校から逃げ出しますが、電波が悪くて携帯もつながらず、土砂崩れで帰り道もありません。

嵐の中、致し方なく学校へ引き返しますが、そこでは新たな惨劇が起こり、切子に似た化け物の姿が・・・そして和也は「切子の復讐だ!」と言い出します。

結末・切子の復讐の理由

みんなから好かれていたアイドルだったはずなのに、なぜ切子は昔の同級生たちに復讐を始めたのか? それはすべて良介の記憶がちぐはぐだったことに原因があります。

掘り起こしたタイムカプセルの中に入っていた、切子の写真は美少女とは程遠い醜い顔をした少女の姿がありました。切子はみんなから激しいイジメを受け、ブスであることを逆に「かわいい」とからかわれながらアイドルのふりをさせられていたのです。

良介はそんないじめに嫌気がさし、切子を助けたことで彼女に好意を持たれますが、そのせいでみんなから良介が切子を好きなんだとからかわれてカッとなってしまいます。

そして良介にやたらとついてくるようになった切子がうっとうしくなり、橋で切子を突き落としてしまったのです。

切子の死の原因は自分だった、という罪悪感に耐えかねて自分の記憶を無理やり上書きしてしまった良介は、切子は本当に可愛い子でみんなから好かれていた、とねじ曲げた真実を作り上げていたのでした。

良介は生き残れたのか?

ホラー漫画ならではのエンドで、「その後、良介は生き残れたのだろうか」と読者の判断に委ねられるような終わり方になっています。

過去の罪を思い出して切子に謝罪し、一度は助かったようにみえてじつは許されていなかった、ともとれます。切子を「化け物」とののしってしまった良介は、本当にバケモノとして蘇ってしまった切子と向かい合い、自分自身の罪に向かうあうことになったのかもしれません。

 

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