おすすめ漫画

「禁忌(漫画)絶対にやってはいけない13のこと」ネタバレ感想

投稿日:


原作・矢樹純、漫画・加藤山羊コンビによるホラー漫画「禁忌 絶対にやってはいけない13のこと」はオムニバス形式で日常に潜む「やってはならないこと」、つまりタブーを犯した人間に振りかかる恐怖と呪いを描いた短編集です。

「禁忌 絶対にやってはいけない13のこと」ネタバレ

 

非科学的なこと、迷信だと言われて誰も信じないこと。「ーーを絶対にしちゃいけない」と口伝えに聞こえてくるタブーの数々。

お話は地元に住んでいる素朴な人たちがふと口にする言葉から始まります。「〜をしちゃいけないよ」と。そうするとどんな目にあうのか、というところまで話が進む前に主人公はたいてい「一体なんのことだ? どう考えても嘘くさい作り話だろう」とそのタブーを信じずに、自らタブーに触れてしまうのです。

「振り返ってはいけない」と言われた少年もまた、そんな話はデマだと笑いながら後ろにある気配を感じて我慢できずに振り返り、恐ろしい亡霊の女に取り憑かれてしまいます。歩いていて、ただ振り返ってその女の顔を見てしまっただけ。それだけで禁忌を破ってしまったことになり、悪夢のような日々がスタートします。

禁忌に触れて災いをこうむってから後悔しても後の祭り。すでに呪いはふりかかってきており、そのタブーを教えてくれた人に「どうすればいいんだ!?」と尋ねても解決方法はありません。

「絶対やってはいけない」という言い伝えには、禁忌とされるほどの理由があったのです。たとえそれがいかに理不尽なものだとしても・・・

 

感想・禁止されるとやってみたくなる人間の心理

 

「やってはいけない」と言われた主人公たちが、たいてい自分のほうから禁忌事項を破ってしまうというのも皮肉なことです。ひょっとしてその「やってはいけないよ」という話自体が罠で、それを知ってしまったことによりタブーに触れてしまうのかもしれません。

実際、一話目の「振り返ってはいけない」は、それまでずっと学校生活で使っていた通学路でなんともなかったのに、友人から「あの道で絶対に振り返ってはいけない」と聞いてしまったことで、逆に意識してしまい、幽霊と波長があってしまったかのように見えます。

聖書のアダムとイブが「りんごを食べてはいけないよ」と言われてりんごを食べてしまったのと同様、人間というものは禁止されるとあえてやってみたくなってしまうものなんですね。

加藤 山羊&矢樹純先生はホラー漫画の旗手ですが、こういうオムニバス形式ホラーだと、後味の悪さや夜眠れなくなるようなじわりとくる怖さ抜群です。暑い夏の夜に、ひんやりするホラーはいかがでしょうか。

 

-おすすめ漫画
-, , ,

Copyright© ナナイロノウミ , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.