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片づけられない私をみつめて ネタバレ感想 しみず宇海

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しみず宇海の漫画「片づけられない私をみつめて」は3話のヒューマンドラマ系コミックが入ったオムニバス形式の短編集です。

1話目はADD(注意欠陥障害)を持っている女性が、幼いころからものを片付けることができない・集団行動ができない、といった問題に直面し、「だらしない子」という一言で片付けられてきた人生が描かれています。

片づけられない私をみつめてのネタバレ

桜坂のどかは小学校時代から「片付けられない子」でした。落ち着きがなくて集中力がないせいで、先生の言うことも耳に入らず、気が散ってしまいます。ですから先生の指示どおりに行動できずにしょっちゅう怒られています。

たとえば、宿題を忘れた程度なら誰でもあると思いますが、のどかの場合は「どこかおかしい」レベルでいろいろなことをやらかしてしまうのです。

給食時間にいきなり机の中から教科書を出して周りの子をびっくりさせたり、先生に当てられても何をしていたのかまるで聞いていなかったり、挙げ句の果てにはテスト中に自分がノートに書いた落書きが気になって見てしまい、カンニングしていると疑われてしまうのです。

のどかにはカンニングをしようとしたつもりなどまったくありませんでしたが、先生は聞く耳もたず、怒り狂って母親を呼び出して注意します。母は先生に叱られたせいで謝りどおしたため、家に帰ってからこってりとのどかを絞ります。悪いことをしているつもりはないのに、怒られてばかりの生活・・・

感想

のどかは自分でもどうして目の前のことに集中できないのか、わかりません。そしてそのまま成長して大人になります。大人になっても根本的な部分は変わらず、のどかは「迷惑をかけないように」とひどく気を張っていたため精神的にかなり疲れきってしまいます。

のどかはもともと勉強も「やればできる子」で、ときには100点をいきなりとってしまえるタイプだったので、集中さえできれば仕事もできる人です。だから社会人になってから仕事では認められるようになりましたが、私生活では家が汚部屋状態で、それを大好きな上司に見られてしまい評価が一変してしまいます。

気持ちはわからないでもないですけど、ちょっとひどいなあと感じました。けれども、のどかは本当はADDという障害を抱えていた人で、片付けたり整理整頓ができないタイプで、頑張ろうとしてもできないことがわかりました。

それもひとつの個性であると認めてくれる男性がやっと現れて、すべてを受け止めてもらえるようになり、のどかが幸せを見つけられて本当によかったなあ、と思えました。

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