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籠女の邑 ネタバレ感想 Cuvieの漫画

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美しい鬼女が旅人を喰らうという、人里離れたカゴメムラ。漫画「籠女の邑」はそこにやってきたオカルト好きな大学生が旧家の美しい二人の姉妹と出会い、「鬼伝説」に巻き込まれるサスペンスホラーです。

「籠女の邑」ネタバレ

オカルト好きの大学生

大学生・岩松は、幼いころからホラー小説や怖い話、オカルトものが大好きでオカルト研究会に入り、心霊スポット巡りが趣味。

でも霊感の類は一切なく、いくら怖い場所を訪ねても「本物」の幽霊に出会ったことはない。せいぜいが後ろに何かがいると脅かされる程度で、強烈な体験をしたこともない。

美少女姉妹と山奥で出会う

大好きな怪談を訪ねて、北関東の山中にサークル仲間の川名と車で迷い込み、辿り着いた小さな集落。度の家も真っ暗で人気がなかったが、二人の美しい姉妹と出会う。生方あやめ・えんじゅ。この世のものとは思えないほど美しい、けれど幽霊ではなく温かい手をした女の子だった。

家は旧家で、一晩泊めてもらう。川名は一晩中、えんじゅと遊び、寝不足だった。翌朝、朝食でえんじゅのことを尋ねると「そんな子はおらん!」と家の人に怒られる。あやめもまた、なぜかえんじゅの存在を否定した。

因習の村に閉じ込められる

帰ろうにもガソリンスタンドがなく、立ち往生してしまう。岩松がえんじゅのことを再度、あやめに尋ねると「ええ、あの子は幽霊」と言い、他所の人は聞かないほうがいい話だ、と告げる。

ここは未だに迷信や因習でがんじがらめになっている村。神隠しの噂も絶えない。本当はあやめを襲おうとした教師が、行方不明になり、みんなこの村から転居していただけ、というあやめ。

村人たちはあやめが通ると窓を閉め、「オサキモチ」「ロクブゴロシ」という謎の言葉を投げつける。

旅人を喰らう鬼女の家系

岩松が生方家が「憑き物筋」ではないか、と考える。こうした村では憑きもの筋の家には周囲に厄災をもたらすと信じられ、結婚をさけたり日頃から付き合いをせずに差別することが多いからだ。

「ロクブゴロシ」は、旅人コロシの意味。生方家のシェフに「命が惜しかったら何も聞かず、出て行け」と忠告されるが、川名が恐怖のあまり逃げ出し、そのまま消えてしまう。

あやめはカゴメムラでは「知らない」「見ていない」「はじめからここには来ていない」と失踪者扱いにされることが頻繁に起きており、電波もなく隔絶されたこの村では何が起きてもおかしくはない、という。

川名を探しているうちに、村人たちに襲われてつかまる岩松とあやめ。あやめが乱暴されそうになるが、土砂崩れが起きて助かる。なぜかあやめは岩松を洞窟の中に閉じ込める。

感想

霊感ゼロのオカルトマニアの大学生が、怖いものを求めて自ら危ない伝説に近づく、という物語。

彼が立ち寄ったカゴメムラには、旅人を喰らう鬼女の伝説があり、その家系は「呪われている」と村でも忌み嫌われています。あやめは妹のえんじゅを「幽霊」と説明しながらも、実際には幽霊ではなく、理由があって「そこに存在しない子」扱いにされていただけでした。

ベタベタなよくある「ムラの因習」のホラーものですが、主人公の岩松の存在がちょっと微妙で物語に入りきれませんでした。霊感ゼロでオカルト好きなのはいいとしても、怖いものに対する反応がちょっと物足りないかな。

外界から隔絶された村で起こる、秘密の出来事という設定自体はすごく好きなのでその点から見ればとてもおもしろかったです。

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