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女囚霊 ネタバレ感想 加藤山羊

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プリズン系ホラーオカルト漫画・加藤山羊作「女囚霊」では、女子刑務所の中で伝わる女の幽霊の噂話と、「出る」と噂される懲罰房に入れられてしまった女囚がおかしくなっていきます。

その房に入ると女囚の霊に命を奪われてしまう・・・かなり怖いお話です。

女囚霊のネタバレ

東北のF県にある女子刑務所にいる、4人の女囚たち。ひとりは新しくやってきたばかりのクールなメガネ女子で美山、「無実の罪でいれられた」と刑務官に話し、女囚たちの中で浮いています。東北なまりはなく、標準語で話しています。

同房の女囚同士の他愛もないうわさ話の中で、「審判房に現れる20年前にリンチされて死んだ女囚の霊」の話が出てきます。

どこでもあるような怪談ですが、審判房に入ると、右腕が以上に長い髪をふりみだした女囚の霊が出てきて「本当に悪い人間」はその霊に取りころされてしまいます。まさか、そんなありえない話があるわけがない、と言いながらも実際に心不全や自殺が相次ぎ、冗談では済まない話になっていたのです。だから現在ではその房は使用されていませんでした。

女囚霊による「審判」が下る

審判房に入っても死なないでいる場合は2つあります。

1:悪くない人は死なないで助かる
2:目を見られないようにすること

その人間が悪人かどうか、女囚霊が「審判」を下し、生殺与奪権を握っているというのです。無実で何も悪いことをしていない善人であれば助かることから「審判房」と呼ばれるようになっていました。

この女子刑務所では長らく「審判房」を使っていなかったのに、新任の刑務官が赴任してきたことで「くだらないうわさ話」として、ふたたび懲罰用の房として使われます。

介護殺人の町田が「審判房」に入る

ワーキングプアで寝たきりの姑の介護に疲れきって罪を犯してしまった町田は、金子に挑発されて襲いかかってしまったために「審判房」に入れられてしまうことになります。

罪がある身で女囚霊に審判されれば、確実に翌朝には死んでしまう・・・。怯えながら懲罰房に入った町田は噂のとおりに不気味な姿をした女囚霊を目撃して、なんとか目を見られないように狭い部屋の中を逃げまわります。

感想

絵は少し昔風なんですが、だからなおさら昔のホラー映画みたいな雰囲気で怖さが増します。「審判房」に入った女囚は、無実であれば生き延びられますが、悪人だと判定されれば心臓麻痺などにより生きて出られないという設定です。

お化けの怖さもさることながら、堀の中の女たちのドロドロとした嫉妬やひがみが満ち溢れており、幽霊だけではなくて「人間」の怖さのほうがよりリアルに感じられました。

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