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「児童養護施設の子どもたち」ネタバレと感想 榎本由美作

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「児童養護施設」という場所が、どういう場所かご存知でしょうか?そこは両親が亡くなって保護者がいない子供が入る場所ですが、最近は実の親がいるにもかかわらずたくさんの子供たちが入る場所になっています。

保護される理由は・・・「親からの虐待」家庭が子供たちを守ってくれない場合、「児童養護施設」で虐待されていた子供は育てられます。榎本由美作の漫画「児童養護施設の子どもたち」は、そうした子供を描いている漫画です。

「児童養護施設の子どもたち」ネタバレ

虐待の発見と一時保護される子供

この漫画では、母親から虐待される娘の一部始終が描かれています。再婚した母親は、新しい夫と血のつながりがない娘を疎むようになり、やがては娘が存在しているせいで自分の家庭がうまくいかなくなった、と逆恨みして虐待するようになるのです。

なんと理不尽な・・・と思いますが、虐待をする親自身、まともな精神状態ではありませんから、とんでもない理由で実の子供を叩いたり、いじめたりします。娘は何も悪いことをしていないのに、食事は残飯や生ごみを与えられ、飢えさせられます。そして、母親はストレスがたまると娘を叩いて解消するのです。

もちろん、そんなことはいつまでも隠しとおせるはずもなく、娘が通っている学校の先生が虐待の疑いをもち、家にやってきます。児童相談所にも通報がいき、娘は児童養護施設で保護されることに。

親に虐待される子供の悲しみとは

子供にとって両親がいる家庭はやすらぎと、保護の象徴ですが、虐待を受けている子供にとっては真逆です。家こそが地獄であり、最も危険な場所なのです。

だからこの漫画に出てくる少女も「早く大人になって逃げ出したい!」と常に思っていました。児童養護施設のほうが、実家よりも天国だった・・・と感じられるほど。

幼いころに両親に愛される記憶は何者にも代えがたいものですが、このような環境で育った子供には親の記憶は悲しみでしかありません。虐待のリアルがわかる漫画、それが「児童養護施設の子どもたち」です。

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