漫画

「強制除霊師・斎シリーズ・呪念の地」ネタバレ感想 小林薫

投稿日:


小林薫先生の待ちに待った「強制除霊師・斎シリーズ」最新作・呪念の地をゲットして読みました。今最高におもしろい毒舌霊能者さんの漫画です。

無類の猫好き・目つきが悪くてちょっぴり強面な女霊能者・斎さんの活躍にご注目!こちらではいくつか心に残ったエピソードをネタバレします。

「呪念の地」のネタバレ

吉兆の印

豪邸で臨終を迎える会社経営者の男性の枕元に、二人の兄弟がいました。兄は自分が長男だから、と弟に相続権を放棄するように言います。家も会社も俺が継ぐ、と有無を言わせない態度に、気弱な弟は首を縦にふります。

自宅に戻り、弟は「ごめん、遺産は全部兄さんに渡すことになった」と妻に謝りますが、前向きな妻は「最初から当てにしていないわ」と笑います。お墓についても兄が守ってくれるから、と安心していました。

その後、兄は弟が会社でそばにいるとやりづらいから、という理由でつまらない部署に飛ばしてしまい、そのせいで給料も下がることに。理不尽な兄のやりように落ち込む弟でしたが、妻は「自分もパートするから」と励まします。

その1年後、妻がお墓参りに行くと草はボウボウの荒れ放題で、ろくに世話をしていないのがまるわかりでした。兄は海外旅行に遊びにいく金があっても、お墓には金をかけたくないと放置していたのです。

どんなひどい扱いをされてもされるがままだった弟夫婦でしたが、さすがに亡き父までないがしろにされているようで、父の遺骨を引き取ろうと決めます。ただ、骨を動かすことが本当にいいのだろうか、と気になった妻が斎さんに相談することにします。

話を聞いた斎さんは、分骨に関しては問題ない、ただ兄は何か言いたいことがあるようだ、と含みをもたせた言い方をします。

その後、滞りなく分骨してお盆もきちんとやって、亡くなった父は弟の家にお盆にやってくるように。さらに、弟のほうのお墓に縁起のいい南天の木が生えてきて、不思議と弟にいい仕事の話が舞い込んできたりと運が上向いてきたのです。

一方、兄のほうは会社が傾いてきて・・・

霊の集う家

このお話は引きこもりの息子がいる家庭で、新築の家を建てたあとに起こる霊現象を斎さんが解決します。

父親がくせ者で、金があっても愛人をつくって家族をないがしろにしたり、妻を殴ったりするようなろくでなしでした。

家にマイナスの気が満ちており、それは引きこもりの息子が原因でしたが、そもそも息子が家から出なくなったのは「父親の暴力から母を守るため」でした。

ちょっとジーンときましたね。引きこもりは社会問題になっていますが、引きこもる子にはそれなりの理由があるんだなあ、と思えたエピソードです。

白き清めの護り

このエピソードは、霊感体質の人にとっては必見!の内容です。霊的な防御ができない人にとって、簡単に自衛できる方法です。ちょっとした注意事項があるので、詳しくは本編を見てください。

塩をひとつまみとってペロッとなめてコップの水を飲み干すだけなんですが、相談者がきちんと言われたとおりにせず「お湯に塩を溶かして飲んだ」には吹きました。今の若い女の子って、わりとこんな感じ・・・多いですよね。

この方法を行うと、体の内側から光が放たれて悪い霊が近づけなくなるとのこと。硬貨は6時間続くそうです。

感想

本作は斎さんが霊能者として、どんな考え方をされているのかがよく伝わってきました。悪いことが起こるのは霊障ばかりではなく、そこにいる人間の心こそが一番の原因になっているのだ、ということです。

巷の「〜をしないと不幸になるぞ!」的な霊能者さんとは正反対で、霊的なことよりも相談者の実生活での心の持ち方だとか、生き方について指摘したり、意見するところが人としてすごく信頼できます。今回は猫ちゃん出てこなかったのが、さみしいかな。

-漫画

Copyright© ナナイロノウミ , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.