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漫画「ホームレス主婦」ネタバレ 井出智香恵 残飯漁りの生活に転落

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両親も身寄りもなく、手に職もない主婦が路上に放り出されたら・・・井出智香恵先生の漫画「ホームレス主婦」は、そんなある主婦の実話を漫画化したお話です。

鬼のような姑と夫のDVに我慢できずに、後先考えずに飛び出してしまい、ホームレスに転落して残飯あさりをする生活に堕ちた主婦の運命は?

「ホームレス主婦」のネタバレ

夫と姑から逃げて家出

主人公は野島みな江・28歳の元主婦です。両親はすでに亡くなっており、相談する友達もいない彼女には夫しか頼るものがいません。

姑からは「育ちの悪い女」とことあるごとにいびられ、マザコンの夫は「やっぱり母さんのが一番だ」と家庭内では味方してくれません。それどころか酒乱で酔って暴言を吐き、暴力をふるわれることもしばしばでした。

姑がネチネチといじめてくるのは、みな江には相談する人も行くあてもなく、離婚されたら生活に困窮するのを見越してのことです。唯一、持っていたのは母の形見の時計だけ。ところがたったひとつの拠り所であるその形見の時計を姑が見つけて取り上げ、事もあろうに売り払おうとしたのです。

「返して!」と必死で姑の手から取り返しますが、その態度に腹を立てた姑は夫が帰ってきたら言いつけてあんたをぶっころさせてやる!と息巻きます。

あの夫なら本当にやるかもしれない・・・と命の危険を感じたみな江は、とるものもとりあえず車で逃げ出したのです。

空腹でホームレスに

東京のお台場にたどりついたときには、すでにお金もなくお腹がすいてしまいました。人気がない場所でゴミ漁りをしようとすると、「ここは私のシマだよ!」とキツイ一言を浴びせてきたホームレス女性がいました。

立ち去ろうとするみな江を哀れに思ったのか、そのホームレス女性・トヨは残飯を差し出して「人様の食い残しさ。よだれやゲロも混じってるかもしれない。慣れればうまいもんさ」と食べるように、といいます。

口にしてみてすえたその味に我慢できず、吐き出すみな江でしたが、どうしてもあの家にだけは帰りたくない、と汚くてまずくても食べて生き延びよう、と無理に食べてしまいます。そしてトヨはみな江を海岸近くのホームレス仲間のところへ紹介してくれて、そこで暮らすことにしました。

弱肉強食!形見の時計が盗まれる

この仲間たちとともに、ホームレスをするしかない。そう決めて、お腹がすいたら残飯を食べ、空き缶を集めて小銭で銭湯に入り、月一回のボランティアに髪をカットしてもらい、生活が安定します。

たまには賞味期限切れのコンビニ弁当を恵んでもらえることもあり、「ホームレスは1日で慣れ、2日でハマり、3日でやめられなくなる」と誰かが言った言葉を理解します。好きなだけ寝て起きる生活、それでも一般の人たちからの軽蔑に満ちた目だけは、たえられない気がしました。

トヨは夫の借金の保証人になったせいでホームレスになり、「ここは負け犬のふきだまりさ。ナマケモノの集まりだよ」と愚痴を言います。

数ヶ月たつと、さすがにこんな生活が嫌になり、母の形見の時計を売って大阪へ帰る新幹線代にしようかと思案します。けれど翌朝、時計とともにトヨの姿がなくなり、盗まれてしまったのです。

「ホームレス主婦」の感想

みな江は形見の時計を盗まれたショックで熱を出してしまいます。心身ともに弱り切って、ホームレスになって以来、最大の危機に陥ってしまうのです。

誰も信じられなくなってしまうような状況ですが、トヨはみな江をうらぎったわけではなく善意でお金に換えていたんですね。その点だけは、救いです。

人間死ぬ気になればなんでもできる!と、どん底の底に落ちたみな江が、奮起してもう一度表の世界で人生をやり直そうという気になれたのは本当に良かったです。

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