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ガキのためいき ネタバレ 沖田×華の自伝漫画!

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アスペルガー漫画家として数々の作品を生み出している沖田×華先生の「ガキのためいき」は、子供時代の「×華ちゃん」を主人公に周囲の言葉が理解できなかった自分の体験を描いたお話です。

こうしたお話は人に相談もできませんし、漫画を通して読むことで「子供の頃ってそうことあったなあ」「クラスメイトのあの子に特徴が当てはまる」と思えるエピソード満載です。

「ガキのためいき」のネタバレ

AS漫画家の沖田×華

AS(アスペルガー症候群)持ちの漫画家、沖田×華は、独特な思考回路によりコミュニケーションをとるため一見、普通に話して見えたり、知能の遅れもないので「ただの空気読めない人」に見えがちです。

とはいえ、ひとくくりにASとはいえず、専門分野でその集中力を活かして才能を発揮して活躍する人もいれば、社会になじめずに引きこもりになる人もいます。×華さんの場合、日本人の「本音と建前」が理解できず、思ったことや本当のことを言って他人に「人の気持ちを考えなさい!」と叱られることもしばしばでした。

沖田×華の子供時代

×華さんは子供のころ、言葉がよく理解できず、先生から「何色が好き?」と聞かれて「ハヤシライス!」と答えるような子供でした。ASのことがよく知られていない時代でしたから、周囲の大人たちは「ちょっとボケた子供」と見ていたようです。

小学生になっても先生の話がよくわからずにボーッとしており、しょっちゅう忘れ物をするし、テストの点数は最悪でした。なぜかと言うと、人が多すぎると周りの話し声が雑音にしか聞こえず、前頭葉の動きがのろいので情報を処理できなかったからです。

トイレに行きたかったのに、途中で何をしようとしていたのか忘れてしまい、ウロウロしているうちにおもらしをしてしまったり。自分の意志や気持ちを言葉にできないため、怪我をしても伝えられなかったり、といろんなことがあります。

協調性ゼロの子供

ASは視野が狭く、ひとつのことに集中すると周囲が見えなくなってしまいます。それゆえ、ブランコにみんなが並んでいるのに平気で割り込みをしてしまい叱られます。叱られても、なぜ叱られるのかわかりません。自分の考えが基準なので、協調性はゼロ。

幼稚園で親友になったりぃちゃんが好きすぎるあまりに、りぃちゃんが好きになった男の子・しんすけに対して「わたしがしんすけと付き合えばりぃちゃんの好きな子がいなくなる」と謎の思考回路でしんすけに猛アタックを開始します。強烈すぎるアピールをしすぎて、相手の子から嫌われることに・・・

感想・AS視点から描いた貴重な漫画

沖田×華さんのお話は、沖田×華にしか描けない「AS視点の漫画」で、いつも「こういうふうに世界が見えているんだなー」とか「わたしにも、こういうところがあるかも」とひょっとしたら自分もASなのかも?と思える具体的なエピソードがあったりと興味深い内容です。

子供のころに「自己中で協調性がない!」と、まさに自分が自己中な人だと思っていた人から言われてびっくりしたことも思い出しました。むしろわたし、他人に気づかてばかりでみんなのほうが自己中に見えてたんだけど・・・と。ひょっとしてASだったのかななどと考えたり。

なんでも障害のせいにするわけにはいきませんが、性格的なものではなく、本人のもっている資質によってこういう風に世界が見えている人もいるんだ、と考えればちょっと理解しづらい人も理解できるようになるのでは、と。

ASを理解できる漫画、と言えますが「ガキのためいき」は単純に漫画としても普通におもしろかったです。

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