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蛇蝎-DAKATSU- ネタバレ感想 秋里和国

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秋里和国先生の漫画「蛇蝎-DAKATSU-」は、二千年の昔から伝わる気学の秘術を受け継いだ一族の亜人が、術を用いた裏稼業をする中で「自然界の気だ」と名乗る不思議な小人と出会います。

「蛇蝎-DAKATSU-」ネタバレ

 

京都で表向きの商売は帯の卸売をしている千寿亜人の家の本業は、「蛇蝎」。気学を用いて依頼主が「消したい」相手の生年月日を元に凶方位を導き出し、その方位に相手を移動させることで災いと死をもたらす、というもの。

直接手を下すわけではないものの、呪われた仕事というべきで、その所業を気に入らない存在もいたのです。大陸から亜人の一族が日本にやってきた頃からついてきている「自然界の気」が人型をとった「気様」は幼いころからいつも亜人のことを見守っていました。

亜人はその存在を無視し続けましたが、「気学の使い方を正道に戻せ!」としつこく言い続ける気様にとうとう亜人は返事をしてしまったのです。

気学の本当の使いみち

気様は気学が人殺しに使われることで宇宙の自然の法に触れる、と言い、本来は除災招福のために使われるものだと亜人を諭します。長い間、気様の姿を見ることができる人間はいましたが、久しぶりに姿を見れたのが亜人だった、というわけです。

気様は亜人に触れて「目が合った人の生年月日が瞬時にわかる」能力を授けます。生年月日がわかるだけで亜人にはその人の本命星がわかり、性格や運命を見極められるのです。

顧客の娘・流香の父母を死なせてしまう

亜人の顧客に大金持ちの社長がおり、その娘である秋元流香は、時折自宅にやってくる亜人に好意を抱いていました。

社長は腹黒い人物で、亜人に教えられたとおりに自分の敵を気学で葬り去っていましたが、気様からもらった力で社長の生年月日を見ると、戸籍上のものとは異なっていたことがわかります。そのため、亜人は誤った祐気方位を教えていて、社長は凶方位の影響で亡くなってしまったのです。

しかも事件はそれだけで終わりませんでした。社長は妻を邪魔に思っていたのでわざと凶方位に物件を購入して凶の気を取らせたのです。母親は事故で亡くなり、流香だけは助かりましたがひとりぼっちになってしまいます。

押しかけ女房に!?

涙を流す流香に、亜人はそっと西へ旅行に行くように、と言います。それが流香にとって運気を好転させる方法だからと伝えたのです。そして東京から西は・・・亜人が暮らしている京都でした。

流香は大好きな亜人を追って、家まで押しかけてきて一緒に暮らすことになるのです。亜人と流香の気学上の相性は非常によく、一緒にいるととても心が落ち着くことに気がつく亜人。「相生」の間柄だと気様は囃しますが、亜人は自分が彼女の両親の死の原因を作ってしまったため、とても手をだす気にはなれません。

クールな亜人のことを、一途に想い続ける流香の姿がいじらしくなるお話でした。

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