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姉の結婚 ネタバレ感想 西炯子

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西炯子先生の作品は一風変わった恋愛漫画が多いですが、「姉の結婚」は婚期を逃したアラフォー独身女性がヒロインです。

故郷の街でひっそりと老後を過ごそう、そんなことを考えていたのに、学生の頃からずっと彼女のことが好きだった男性と再会して猛烈なアプローチをかけられますが、彼は妻帯者で・・・。

姉の結婚のネタバレ

岩谷ヨリは39歳。3年前に東京から故郷の街に戻り、図書館勤務をしながら規則正しく仕事場と自宅を往復するだけの毎日。結婚せずにここで静かに老いていこう・・・そんな地味な人生だったはずでした。

ところがある日、イケメンだと騒がれている精神科医の真木誠が図書館にやってきて、図書館の蔵書を無断で持ち出ししようとするフリをして、ヨリに声をかけさせます。じつは彼は学生の頃にヨリのことが好きで、わざとヨリの気を引くためにそんなことをしたのでした。

 昔の同級生でストーカー!?

蔵書と同じ本を持ち歩いて、うまく騙したのです。泥棒と間違えてしまったヨリは、彼に謝罪するために喫茶店で謝り倒しますが、流されるようにして彼とホテルで一夜を過ごしてしまいます。

そこで初めて、真木は自分が彼女の幼なじみであることを明かしますが、ヨリの記憶野中では太り気味で「ホワイトポーク」といじめられていた男の子の姿しかありません。かつてのいじめられっ子が別人のようなイケメンとなって現れたのです。その日以来、真木はヨリにつきまとうようになるのです。

妻帯者だった真木

真木はヨリにしつこく求愛しますが、妻帯者でしかも奥さんの顔はヨリに瓜二つでした。妻との仲はやや冷めており、妻もまた浮気をしているようでした。

ヨリと真木の妻は、町中でニアミスを繰り返し、あまりに顔が似ているので周囲の人たちは彼女たちを勘違いします。

そしてヨリと真木夫妻が有名作家のパーティに呼ばれ、とうとうヨリと真木の妻はお互いにバッタリ出会ってしまうのです。真木の妻はヨリの顔を見て、「何か」に気づきます。

愛されることが怖いアラフォー女

東京から逃げるように故郷に帰ってきたヨリには、昔の恋愛がありました。奥さんがいる相手で、「愛と結婚は別だ」と言われ捨てられたのです。本気で好きで愛していたのに、いつか必ず終わりがくる関係。

そうしてヨリは愛すること、愛されることがすっかり怖くなり、臆病な女性になってしまいました。だから真木のストレート過ぎる愛情に、簡単に応えるわけにはいきません。しかも真木もまた、前の相手と同じように妻帯者です。

真木に惹かれる気持ちを隠すように、ヨリは不器用にそっけなく振る舞います。アラフォーで独身、と言えば酸いも甘いも噛み分けた年齢で、傷つく痛みを知っているからこそ素直になれないのかもしれませんね。

最後はハッピーエンドだったので、安心できる漫画でした。

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