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悪女の一生~花守りの家(はなもりのいえ)ネタバレ

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深沢かすみ作の漫画「悪女の一生~花守りの家」は、古風な風習が残る小さな村、そして昭和を舞台にしたサスペンスです。

穏やかな毎日に突然やってきた、美しい少女・綾乃の存在が村人たちに破滅をもたらします。

悪女の一生のネタバレ

昭和初期の頃、小さな村では大地主がその土地を治めているようなもので、年をとった大地主の当主・小堀家のおばあさんを「おコト様」と尊敬を込めて呼んでいました。

村で一番の年寄りのおコト様が、その年の元旦に紹介したのは、見たこともないような垢抜けた美しい少女・綾乃でした。未散は、その少女を見て、胸の中がざわめきたつような感覚を覚えます。

この人は自分たちとはどこか違う、おコト様のような特別な存在だと・・・。綾乃の両親は列車事故で亡くなり、その後母方の祖母に引き取られていたのです。

「ホン姉妹」になる未散と綾乃

綾乃はそれっきり外に出てこずに月日が流れます。未散と綾乃が再会したのは、それから数年後の「ホン姉妹選び」の祭りのときでした。

この祭りではくじ引きを引いて繋がったもの同士が本物の姉妹同様に契りを結ぶ、というならわしで未散と綾乃は「ホン姉妹」になったのです。綾乃は自分にも姉妹ができてうれしい、と素直に喜びますが、年齢よりも大人びて綺麗な綾乃を見ると未散はどちらかと言うと気が重くなりました。

けれど、未散が綾乃を訪ねると思いのほか人懐こく、いつの間にか綾乃のことが好きになります。

綾乃の暗い秘密

愛らしく美しい綾乃に、村の男の子たちも夢中になります。村の子供たちで一緒に遊んでいると、綾乃の面倒を見ている叔父がひどく怒りました。綾乃は体が弱いし、勝手に連れだされては困る、と。けれども未散には、叔父の様子には何か含みがあるように思えてなりませんでした。

村の子供たちは親のうわさ話で、綾乃は村に来る前に近所に住んでいる男に襲われかけたことがあり、そのこともあってこの村にやってきたのだと話したのです。たまたま雨降りにあって、未散は綾乃の家に泊めてもらいます。

寝苦しくて外へ出ると、なまめかしいうめき声が聞こえてきて・・・覗いてみると、なんと綾乃と叔父がからみあっていたのです。翌朝、何事もなかったかのような屈託のない様子で綾乃は未散と会話しますが、未散の中では今までのように彼女を見れなくなってしまいます。

そして急に綾乃は目の前で倒れて、未散は綾乃のお腹にいた叔父さんの子供を流してしまったと知るのです。

複雑な家族関係を描くサスペンス

叔父との禁忌の関係をもっている綾乃ですが、身寄りもなくて行き場もないがゆえにひたすら、求められていることに応じているだけでした。けれどもその心には歪みが蓄積しており、周囲にその「毒」を撒き散らかすようになっていきます。

外側は可憐な美少女だったはずなのに、一皮むけば毒牙のある悪女。そんな綾乃と儀式で姉妹になってしまった未散の運命は・・・

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