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明治瓦斯燈妖夢抄 あかねや八雲 ネタバレと感想

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怪談で有名な外国人日本民俗研究家「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」をモチーフに、森野きこり先生が新解釈を加えた「明治瓦斯燈妖夢抄 あかねや八雲」では、怪談収集を生業にしている飄々とした「八雲」が見られます。

「あかねや八雲」のネタバレ

 

文明開化の明治に新米警官・一宮巡査が手配書の男を探して出会ったのが、拝み屋の「小泉八雲」でした。着物をまとったキツネ目の外国人である八雲は、市民相手に拝み屋と名乗って嘘八百で金を巻き上げ、遊郭で豪遊三昧している嫌疑がかかっていたのです。

一宮巡査に「私は常日頃から正直に言葉を申しておりますよ」と八雲は笑い、隣に女性が見える、と言います。その女は常人には見えない遊女の霊で、霊感がある一宮巡査はその女が見えていましたが、見えないふりをしてごまかします。

一宮巡査は幼い頃からその力で「嘘つき」呼ばわりされ、頭がおかしい子として長男なのに弟に家督を譲って警官になったのでした。遊女の霊は「あたしの子供を探してくださらない?」と腕をひっぱり、無視し続けましたが急に体の自由がきかなくなります。

怪異を本の中に封じる八雲

引っ張られた先には人骨の山があり、遊女は自分の子供を探すための生け贄が必要なのだ、と一宮巡査を押し倒します。そこに現れたのが野獣のような姿をしたムジナで、あやうく喰らわれるところを八雲がやってきて本の中に封じ込めるのです。

八雲の自宅を尋ねた一宮巡査は、諸国を渡り歩いて集めたという怪談や奇譚の本棚を見ました。八雲は「あかねや」を生業としていると言い、見えない世界のおとぎ話を集めるのが仕事だと話します。

そして本の中に怪異を書き留める能力を使い、異形の妖怪たちを本として残すコレクターでもあるのです。

「あかねや八雲」の感想

一宮巡査は生まれながらに霊や妖怪が見えてしまう体質で、そのせいで怯え、誰にも理解してもらえない人生を送ってきました。それが八雲と出会ったことで初めて「見える相手」がほかにもいることを知るのです。

妖怪を引き寄せてしまう霊感体質の一宮巡査は、八雲の怪談収集に一役買っていく、という自然な流れでコンビができあがっていきます。よくある話といえばそうですが、十分楽しめました。

詳しい素性もわからないままに、「小泉八雲」を自称する彼と一緒につぎつぎに怪異に出会う一宮巡査でしたが、海軍大将が現れて「このまがいものめ!」と八雲が本物の「小泉八雲」ではないといって・・・八雲が「小泉八雲」と名乗っている理由など、4巻まで読むとわかります。

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