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漫画「ダンジョン飯」九井諒子 感想

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前からずっと気になっていた、九井諒子さんの漫画「ダンジョン飯」、やっと読みました。

九井諒子さんって言うと、「竜のかわいい七つの子」が有名ですよね。あれもファンタジックで面白い作品集でした。

「ダンジョン飯」はいわゆるRPGの世界観なのに、やっていることは『ザ・モンスターグルメ』という、斜め146度上な内容になっています。

ダンジョンで飯を食うに至るまでのあらすじ

エルフやドワーフ、魔物たちが跋扈する世界ーー迷宮の奥深くには魔術師によって支配されている「黄金の国」があるという・・・

「魔術師を倒した者は、黄金の国が手に入る」

そして冒険者たちは、富と名誉を求め、仲間たちとともにダンジョンに挑む。

ありふれた冒険者のパーティーのリーダー・ライオスは、妹ファリンをドラゴンに食われて撤退。

かろうじて仲間たちは生き残ったものの、金欠でご飯を食べることもできず、現地調達・・・すなわち、『迷宮での自給自足生活』を送ることに決める。

最初の獲物はエリンギに足が生えた『キノコっぽい魔物』と毒のある『大サソリ』。

ぶつ切りにして鍋でゆでていると、『魔物食を研究して10年』のドワーフのセンシが現れ、料理法を伝授される。

できあがった魔物素材の水炊きは・・・「うまい!」

ダンジョンで探索しながら魔物でうまい飯をつくる新たな冒険者たちが現れた瞬間だった・・・。

フォーチュン・クエストを思い出した

RPG小説は巷に結構あるのですが、昔読んだ深沢美潮さんの「フォーチュン・クエスト」を思い出しましたね〜。

あれにも、おいしく魔物をクッキングしている解説ページもありましたねえ。

冒険者の日常をしっかり描くと、「お金と食べ物」の問題が出てくるわけです。

かっこ良く魔物退治するのは冒険の一部のシーンであって、冒険者たちの日常はむしろ地味なものです。

駆け出し冒険者で、脳天気な仲間たちと困難に立ち向かいつつ、「今日は何を食べようかな」とか「お金がないから装備を売るか」と、やりくりに頭を悩ませる。

「ダンジョン飯」はそんなリアルな冒険者の日々が、おいしく、というか面白く表現されています。

赤いドラゴンを倒す目的から少しズレてるような

本来の目的は『妹が消化されてしまう前に、赤いドラゴンを倒す』なんですが、だんだん主人公・ライオスは「魔物をいかにおいしく食べるか」しか考えてないように見えてきます(笑)

最初はゲテモノをいやいや食べていたエルフのマルシルも、食べてみると案外イケる、と気づいてだんだん魔物グルメにハマっていき・・・

こちらも、『スライム、おいしそう』( º﹃º` )という気分になってくるから不思議です。

スライムを乾燥させて縦に細切りにして、お鍋で煮たら、きっとマロニーのお味に・・・

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